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2014年9月24日

5857 「問診や他の検査から考えるOCT検査」を聞きました。

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27回城東地区眼科医・コメディカル講習会 (平成26年9月24日)

学術講演1、大分市大塚眼科 ORT後藤禎久先生

「問診や他の検査から考えるOCT検査」

眼底の所見を一般検査で数値化し、OCTで画像化する
綺麗な画像をOCTで見るとそこに後部硝子体皮質、硝子体ポケット、硝子体がある。
境界面なら黄斑円孔、黄斑前膜、網膜なら網膜静脈分枝閉塞、脈絡膜ならば加齢黄班変性、や中心性網脈絡膜症(CSC)が見られる。

PED(網膜色素上皮剥離)、漿液性網膜剥離などを見たい
まず綺麗にとるための工夫として、
1、上眼瞼の挙上を十分に
2、測定光の入射位置:強度近視では入射位置をわざと動向中心から外し、黄班の傾きを消す。大切
3、SLOのライブ画像に付き、ピントをしっかり合わせる事
4、画面内での断層画像の高さ、上にしたほうが鮮明であるが、硝子体を見たいならば、下に網膜を置くほうがよく見える
5、ラインの長さ (6ミリ、9ミリ:病変が中心線から遠い)パノラマも作れる。
オプトスとの比較でもかなり広く取れるのが分かる
6、ラインの角度は縦横ばかりではない
7、その他:縮瞳した場合、ゲインを上げ視神経を定位材料とすると上手にとれる。

角膜の汚れも画像を見難くする。それならドライアイ用のジクアス点眼後に15分で取るとよい。
ツアイス社のシラスで言えば、
IS/OSは黄班で少し持ち上がる。これがフォベアルバルジである。
マップ;網膜の厚みを見る、
RPEマップ:これは色素上皮のみ見る

各層の特徴
マクラ・ホール:マップを動画モードにして見ると小さいものもよく分かる
OCTとアムスラーの対応をつけてみるとよい。

ERMなら:上の膜や嚢胞を見ることができる
後部硝子体皮質:にはスプリッティングもある。硝子体手術後3か月で網膜の浮腫による肥厚は落ち着く
アムスラーの書き方:歪み部分は大きくないか?、切れてないか?、暗くないか?と聞いて書き方を誘導してください。

◎此処から疾患編
○BRVO:マップを取ってからラインの縦横を見ると病変を逃さない。
嚢胞様の変化を比べるなら数回の別の日の撮影でも同じところを取る工夫が必要。

○DR(糖尿病網膜症):医師に必要以上にたくさんの画像を送らないほうが親切。
○CSC(中心性網脈絡膜症):中心が暗い、まずマップ。RPEの剥がれが見えるかも。
○AMD(加齢黄班変性):マップ、RPEマップ。時期や状況で大きく変わる。自覚症状視野とマップがあっているかなどと、機械の特徴を考えながらOCTを撮るとよい。

清澤のコメント:話が30分にコンパクトにまとめられていました。強度近視でマクラを傾かせないで撮影するコツなど、知らなかったので、とても参考になりました。医師だけのための講義ではなく、職員のための会を兼ねていたので、一緒に来てくれた医院の職員にも勉強になったことでしょう。(上の図はこの講演とは無関係です)

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