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2014年9月11日

5814:日刊ゲンダイ「眼の連載17」「目が痛い,その2」コンタクトレンズほか

毎週火曜日の晩に掲載していただいている私のインタビュー記事です。日刊ゲンダイの眼の連載17ですが、今週は「目が痛い,その2」という症状が主なテーマです。明日9日には目のトラブル17が出ます。
最近は、私が専門とする「神経眼科」以外の白内障などの疾患でもこの連載記事を見た人が訪ねて来てくれるようになりました。

無題(図はwikipediaから、本文とは無関係です)
◎目トラブル 連載17

コンタクトレンズが痛みの原因に
 レンズを装着すると治まるケースもある

 前回に引き続き、来院された患者さんがよく訴える「目が痛い」という症状から考えられる病気を紹介していきます。

 意外に多くみられるのが「コンタクトレンズ」の使い方が適切ではないケースです。とりわけハードコンタクトレンズを使用している人が、レンズを外さないままうっかり眠ってしまったりすると、角膜の表皮に酸素が行き渡らず、角膜上皮の細胞が死滅してただれや傷ができてしまう場合があります。ハードコンタクトレンズ装着時は、まばたきを伴った涙液の交換が必要なので、くれぐれもつけっぱなしで眠らないように注意してください。

 ソフトコンタクトレンズを使用している人は「レンズを外すと痛みが出る」というケースがあります。これは、角膜に傷がついている状態で、角膜の上にレンズを装着しているときは傷がカバーされるため痛みが治まります。レンズを外すと傷が表面に出てくるため、まばたきをするたびに瞼にこすれて痛みを感じるのです。痛みが治まるからといってレンズをつけっぱなしにしていると、傷がさらに深くなるので避けましょう。

 「霰粒腫」と呼ばれる非感染性の炎症、いわゆる「ものもらい」による痛みもあります。瞼の中にある油性の涙を分泌するマイボーム腺と呼ばれる涙腺に脂が詰まり、炎症を起こします。はっきりした圧痛を伴い、上側または下側の瞼にポコンとした隆起を形成します。分泌腺に雑菌が感染して起こる「麦粒種」と呼ばれるタイプのものもらいとは違い、自然には治りません。早めに眼科医を訪ねてください。

 「目の奥が痛い」という場合、「視神経炎」や「未破裂動脈瘤」などの重大な病気のサインである可能性があります。また、耳鼻科の病気である「蓄膿症」(慢性副鼻腔炎)も考えられます。副鼻腔と呼ばれる鼻の周りに広がっている空気で満たされたくぼみに膿がたまり、炎症を起こしたり周囲が圧迫されることで痛みを起こすのです。

 特に子供の頃に蓄膿症の手術を受けたことがある患者さんは、成人してから再発することがあるので注意が必要です。

日刊現代 9月10日

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