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2014年9月4日

5790 ごみの侵入を甘く見てはいけない;日刊ゲンダイ9.3

◎目トラブル16

 来院した患者さんからの訴えで、「見えづらい」と同じくらい多いのが「目が痛い」という症状です。
 原因はさまざまありますが、比較的多いのが目の中に「ゴミ」が入っているケースです。「歩いていて風を浴びた瞬間に片方の眼が急に痛くなった」といったような場合、しばしば目の中に小さな植物性の破片などが見つかります。
 そうしたゴミが上瞼の裏に挟まると、目の表面の角膜をこすって傷を作り、強い痛みや充血を引き起こします。眼科で上瞼をひっくり返して探せば、容易にゴミが見つかるので、綿棒などで拾い取るだけで問題は解決します。
 瞼の裏側や角膜の表面に塵がはまり込んでしまうと、水で洗浄してもなかなか取り除けないケースがあります。こうしたゴミは細菌を持っている場合が多いので、ゴミを取り除いた後で抗菌剤の点眼を追加します。
 目の中にゴミが入ってしまった後、単なるゴミだと考えて我慢してしまうと、角膜に細菌がついて「角膜潰瘍」になるケースがあります。さらに、角膜の深い部分に膿がたまって「角膜膿瘍」まで悪化すると、治っても角膜に白い混濁が残ってしまいます。目にゴミが入ったと思ったら、早めに眼科に行くことをおすすめします。
 「ドライアイ」が原因になっている痛みも少なくありません。ドライアイがある人は、常に眼の表面への水分の補給が必要です。それをしないと角膜の表面の細胞がびまん性に剥がれて「角膜びらん」になります。非常に強い痛みを起こし、「目の奥が痛い」と訴える患者さんもいます。
 生理食塩水での洗浄や、人口涙液、保湿作用のあるヒアルロン酸の点眼薬などを使った治療が行われます。
 日本では、ドライアイを「涙の減少」や「涙液の濃縮」と捉えますが、欧米では「渇きを伴う角膜の炎症」と位置づけられています。わずかな違いのように感じますが、処方される点眼薬は大きく違います。最近は、日本でも抗炎症効果を持ったドライアイ点眼薬が使われ始めたので、眼科医に相談してみてください。
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日刊ゲンダイ 9月3日

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