お問い合わせ

03-5677-3930初診受付

ブログ

2014年7月31日

5668 遠視の眼鏡 眼鏡技師 山口氏の眼鏡講座 その3

imagesKJ3TH9A7

5668 眼鏡技師 山口さんの眼鏡講座 その3「遠視」204.7.31 
(これは視能訓練士を対象にしたランチタイムの院内講習会の要点です)

先々週のランチタイムには私院長の視覚受容の機能解剖学という新人ORT向けの講演会スライドを職員に見てチェックしてもらっていたたので、第3回目の眼鏡講義は一週遅れとなりました。このレクチャーはお昼前で勤務時間の中と外の微妙な15分間程度の時間を使って行う立ち席でのレクチャーです。眼鏡技師サイドから見た眼鏡処方のノーハウをORT職員に伝授してもらう連続講義です。

第3回は「遠視」

遠視の明視閾は明視域調節力で変わります。遠視度が強いと明視域がなくなります。
遠方の視力はその場合は不良になり、それを絶対遠視と呼びます。

遠視の成因:軸性遠視と年を取ってからの屈折性遠視があります。

遠視検眼の臨床:基本として他覚検査から自覚検査への移行は近視の時と同様です。
注意点は:遠視には調節が介入しやすいため、特に若い人では、他覚検査において本来の遠視度より弱めに測定されやすいのです。

遠視の検眼手順
1、裸眼視力測定
2、他覚データや本人の眼鏡度数を参考にして、予想値より2D+寄り(その時の視力は0.2~0.3になるはずの度数)からスタートします。人工的な近視状態にして、近視矯正と同様に変えてゆきます。
3、最初に最高視力が出た度数が求める遠視度です。
4、レッドグリーンでそれを確認します。

遠視で見られる障害には
眼精疲労(調節性眼精疲労)などがあります

処方値の決定;
基本的には弱めないで出た値で処方します。随意遠視と絶対遠視につきそれぞれの注意点があります。

無水晶体眼での注意点; 
1)像の30%拡大がおきます。不同視を避けるために非手術眼を曇らせることもあります。
2)年齢に関係なく調節力はゼロです。
3)青視症になります。

眼内レンズ眼での注意点; 
1)大きくは見えません。
2)着色IOLを用いれば青視症にはなりません。
3)無水晶体眼同様に調節力はゼロです。

未手術眼に調節力があり、術眼には調節力がない場合にはそれを考慮した左右異なる近方加入度数での遠近両用眼鏡の処方が必要です
ーーーー
清澤のコメント;木曜日の昼の時間に手作りのハンドアウトを見ながら、仕事の片付いた視能訓練士ORTから眼鏡技師山口氏を囲んで集まり、和気あいあいと眼鏡処方の講習を聞いてもらっています。今後は段々に単焦点の眼鏡などから眼鏡処方が自分だけでできるように教育してゆく目算です。

Categorised in: 未分類