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2014年7月14日

5637 学校の消石灰使用はもう担当校ではなくなっているのだろうか?

眼科医会、学校の消石灰に難色
15都道府県の消石灰使用を問題視

2013年6月4日 日本眼科医会

 日本眼科医会学校保健部は6月1日、運動場のライン引きに使われる消石灰(水酸化カルシウム)の使用状況を調査した結果を報告した。消石灰は強アルカリ性のため、眼に入ると視力障害を起こす可能性がある。今回の調査で、15都道府県の学校で消石灰を使用している実態が明らかになった。「日本の眼科」誌の掲載論文をホームページに掲載している。

 医会は1996年度と2007年度に同様の調査を行っており、消石灰の使用禁止を求める要望書を提出。2007年に文部科学省が注意を呼び掛ける通知を出した経緯がある。今回、通知後にどれだけ消石灰の使用が減ったか調査した。結果、前回の調査では29都道府県の学校で利用があったところ、今回は15都道府県に減少した。また、通知以降の事故例は16都道府県の学校で25件起きていた。

 医会は「通知後もまだ消石灰を使用しているという事態は、非常に由々しきこと」と難色を示し、国の指導のみならず、地域の医師会や学校医が学校関係者に対して消石灰の危険性を啓発していく必要があると述べている。

 また医会は、学校での化学実験などによる眼外傷事故例についても調査。保護眼鏡を使用していたら防止できた事故が14都道府県で32件起きており、特に中学校での報告が多数を占めていた。「全国的に保護眼鏡を十分備えているとは言い難い状況」と報告している。

【関連リンク】
平成24年度学校での消石灰使用等に関するアンケート調査結果報告

眼科医清澤のコメント:
 消石灰はまれですが、セメントが目に飛入したといったアルカリ性物質による眼化学火傷の患者さんはしばしば医院を訪れます。幸い、今の所、私の初診で拝見した患者さんでは瞼球癒着や後に視力低下が残るほどの角膜混濁を残した方は居りません。

 このような場合、まずは緊急扱いとして視力測定前にでも医師が話を聞きます。そして、原因物質に酸性やアルカリ性物質が疑われる場合には先ずは大量の精製水での水洗いです。中和の概念ならリン酸緩衝液でもよいです。患者さんが電話をくだされば、来院よりも今そこで水道水で洗い直すことをお勧めします。

 診察時に角膜表面のpH測定法をご存知ですか?尿の生化学(尿糖)測定用のスティックを使います。通常、pH部分はいくつかのブロックの下の方にありますからはさみでpH測定部分より先の部分は切り取って検査すると十分な涙液に漬けることが出来ます。

 たいていは、中世ですが、酸性アルカリ性に偏っていたら500mlでも1000mlでも流してやってください。

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