お問い合わせ

03-5677-3930初診受付

ブログ

2014年7月8日

5622 ”「後遺症が残ったらあんたのせいや」と怒鳴る患者家族”というネット記事が出ていました。

ネットの日経メディカルに、連載: なにわのトラブルバスターの「患者トラブル解決術」という連載記事があり、”「後遺症が残ったらあんたのせいや」と怒鳴る患者家族”という記事(http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/series/naniwa/201404/536031_2.html)が出ておりました。

ご高齢の患者さんも多い当医院でも、診察待ち中に具合が悪くなったりして、救急車をお願いして患者さんのかかりつけ病院に救急搬送をしていただいたようなこともあります。この記事の終わりに次のような教訓が記載されていました。

患者さんとその家族との信頼関係を保つことはもちろん大切です。一方、医療崩壊が、患者トラブルを引き起こす大きな要因の一つになっているということは重要な点でしょう。やはり、具合が悪くなった患者さんを収容していただける近隣の大きな病院との紐帯を確実に保っておき、大丈夫であろうということではなくて、何かがあったら、頑張ってしまわないで早めにお願いすることも重要なことのようです。

自戒の意味も込めて「頑張ってしまわないで早めにお願いすること」の意味を今朝は医院の朝会でお話しました。

日経メディカルの記事末尾の部分引用
【トラブルの教訓】良かれと思い取った行動が疑念を招くこともある

 Aクリニックは、院長やスタッフの対応が親切・丁寧であることが人気の大きな理由になっている。救急車を呼ばず、自院で搬送先を探し、送迎車で患者を送ったのも、その方が信頼できる病院に早く患者を送ることができる、という判断があったからだろう。そのよかれと思った行動が、逆に患者家族に疑念を持たれることになってしまった。その背景には、医療崩壊という厳しい事情が横たわっている。

 今回のケースを通じて私が感じたのは、医療崩壊が、患者トラブルを引き起こす大きな要因の一つになっているということだ。患者やその家族にとっては、目の前の医師や医療機関しか見えていないわけで、そこから受けた対応がすべてである。クリニックで患者の容態が急変したのに、受け入れてくれる病院がなかなか決まらないのは、クリニック側に何らかの落ち度があるからだ、と考える人も少なくないのではないだろうか。

 医療崩壊の解決は国レベルの問題であるが、いまだに解決できていないツケを、現場の医師が払わされるリスクがあるわけだ。そうしたリスクを回避するには、地道ではあるが、やはり日ごろから患者やその家族との信頼関係を築いていくしか道はないのかもしれない、と感じた。

Categorised in: 未分類