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2014年7月7日

5618 眼底検査の目的(日刊ゲンダイ2014.7.2)

無題
連載も第7回(7月1日発行で7月2日版)と予定の半分を超えました。今日の話題は健康診断での眼底検査は何を見ているのか?という話題です。以前は高血圧性の眼底変化を見るためのものだったのですが、今では糖尿病性網膜症と緑内障が疑われる眼底変化がないかどうかを判定する眼科医は見ています。

ーーー記事の引用ーー
あなたの目のトラブル解決します 連載7

眼底検査の目的

 健康診断で眼底検査を受けたところ、動脈硬化が進んでいると言われました。どんな治療を受ければいいのでしょうか?・・・・

 人間は年をとると、動脈硬化が起こります。その動脈硬化によって眼底にみられる変化は2種類あり、「眼底の血管が硬くなる」という変化(動脈硬化性変化)と、「高くなった血圧に耐えるために動脈が収縮して細く緊張する」という変化(高血圧性変化)です。

 この変化がひどくなると動脈と静脈が重なっている部分で静脈のほうが圧迫され、出血を起こして「網膜静脈閉塞症」になり、急激な視力低下や視野障害を招くケースがあります。もし、網膜静脈閉塞症ならばレーザー光凝固による治療が一般的です。

 ただ、最近の眼底検査では、動脈硬化や高血圧による変化はそれほど重視されていません。出血さえなければ失明につながるような大きな問題はありませんし、動脈硬化があるといっても単独で問題になるケースはほとんどないからです。

 そのため、最近の眼底検査は別の2つの疾患を診るために行われています。ひとつは眼底出血を起こす「糖尿病網膜症」がないかどうか。もうひとつは、緑内障によって目の神経の繊維の数が減って視野が狭くなっていないかどうか=「視神経乳頭陥凹拡大」を診ています。

 糖尿病網膜症は失明につながるため、眼底検査において絶対に見落としてはいけない症状です。 

glaucoma緑内障は10~15人に1人ぐらいの割合で患者がいるといわれる疾患ですが、ほとんどの人は自分自身で緑内障だとは気付いていません。健康診断の眼底検査で「視神経乳頭陥凹拡大がある」と言われたら、自覚症状がなくても眼科で検査を受け、視野の欠損が始まっているようなら早めに点眼治療などを始めてください。

 眼底検査で動脈硬化や高血圧を指摘されても、眼科で行う治療はありません。まずはそれを招いた生活習慣を改めたり、それによって発症リスクがアップする全身疾患の予防を心がけましょう。
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7月2日日刊ゲンダイ

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