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2014年7月1日

5597 共催シンポジウムⅡ「OCT new wave」 聴講記です

共催シンポジウムⅡ「OCT new wave」
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共催シンポジウムⅡ「OCT new wave」を日曜日の10;10から11:40は聞きました。新しいOCTも大分進んできたようです。最後に座長の富田先生が各社の方向を一言でまとめて聞かせてくださったのですが、そこは書きとめられませんでした。英語で話された2氏のスライドは邦訳が配布されました。
演者は
1) トプコン秋葉正博 氏
2) キャノン 湯浅堂司 氏
3) 中央産業 田中正樹 氏
4) 二デック 市川明 氏
5) ハイデルベルク社 Martin Long氏
6) カールツアイス社 Gary Lee氏
7) トーメー 岡本圭一郎 氏
でした。このシンポジウムも聞きごたえのある面白い試みであったといえるでしょう。

演題1)トプコン、
演題2)キャノン
演題3)
中央産業 田中正樹氏
3次元セグメンテイション、アンファス画像En Face画像について(これはCスキャンのこと)なのだが、
以前は網膜形状を考慮せず水平に切っていて、実態が理解しにくかった。今は、網膜の形に添って切って作図をする。切る深度も変えられる。切り方としては
1)ILM(内境界膜):網膜表面の情報、境界
2)IPL(内顆粒層):網膜の浮腫、深い層でのCMEが見える。
3)PRE:色素上皮、これより少し上できればCMEも入ってくる
4)脈絡膜:
4枚同時表示もできますとのこと。
最新情報としては、
AVANTIのお話、
長さ12ミリx9ミリ(従来は6ミリ四方)、深度3ミリで作図できる。En face OCT国際学会2014年という会もあるとのこと。
清澤のコメント:アンファス画像の有用性と必要性がよくわかりました。次回OCTを購入するときには参考にすることにしましょう。

演題4)
二デック社 市川明氏
RS3000アドバンスは8種(乳頭5種、黄斑3種)の画像を作ることができます。正常眼ベースが今までのものよりも大きい9x9ミリです。また黄斑マップは12x9ミリとワイドです。緑内障解析のGchartなどもあります。
OCTの課題としては 
(1) データの質、解析結果のばらつき、定量解析へのお影響がありますが、スーパーファインモードで撮れば、誤解析を軽減できるそうです。
(2) 再現性はオートトラッキングで随分保障されるそうです。
(3) 長眼軸長眼:これは26ミリ未満が正常値だったのですが、今回眼軸長26-29ミリの近視バージョンの標準値を作ったとのこと。これでより正しく分析できるようになったそうです。
(4) 多機能フォローアップ解析と差分マップが見られる。50データを並べられる。6チャートまでのトレンドも見られる。(入力は必要だが眼圧やイベントも記入できる。)SQI画像(?)の質の良いものを抽出する。前の回の測定位置を機械が覚えていて、それに合わせて次の位置を決めるそうです。アイトラッキングも可能であるということ。
清澤のコメント;日本人では近視の強い人が多くて、黄斑を撮ると斜面のようになって黄斑がそれと分からなくなることが多いです。それを少しでも比較可能にするのはよいことです。

演題5)
ハイデルブルグ社 Martin Long氏
緑内障では、RGCのアクソンが失われる。
乳頭のリムが、GCCより先に減る
フォベアはプラス2度からマイナス18度までにあります。そこで、視神経の中心とマクラをまず決めてスキャンします。
それにはまずBMO(ブルッフ膜のオープニング)ブルッフ膜の穴を探してその中心を視神経の中央とする。
RNLFを出すにはまずセグメンテーションが必要です。
内網状層、ガングリオンセルレーヤー、RNLF、レチナ全層の4つを比べる使用になっていて使いやすくなっています。。

演題6)、
Zeiss社 Gary Lee氏
緑内障は44,7百万人います。
OCTは早く偏差を捕まえることができます。
1、 ロジカルルール
2、 データフュージョン
3、 Bayesian Models
4、 Machine
5、 Learning technique
など、多くのアプローチがあります。シラスとの連結も論じておいででしたが、その話は難解でした。

演題7)前眼部OCT TOMEY 岡本圭一郎氏

前眼部OCT CASIA
1、波長1,3ミクロンの近赤外線です。理由は 
1) 眼底被曝が少なくて強い光が使える
2) 組織深達度が高いの二つ
2、前眼部専用スキャンとは:放射状のスキャン
ペンタカムと比べての、形態計測性能を論ずる。
使用例としては、円錐角膜にも使える。
ブレブ強膜弁の描出
前房隅角部組織の描出
などができるそうです。
清澤のコメント;この類の機会は保険適用がなされにくい為か高価なためかなかなか普及していません。確か先進医療の項目に入っていたので、要否にかかわらず導入して、先進医療施行施設の看板をつけることを考える方もいるのではないかと思ったことがあります。遠近両用レンズを一定数私費で入れさせて、上記の名目を得るよりは簡単かもしれません。

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