お問い合わせ

03-5677-3930初診受付

ブログ

2014年6月28日

5584 下痢が続いたあと、物が二重に見える 日刊ゲンダイ 眼6

guillain-barre 風邪っぽくて下痢が続いたあと調子がよくなったと思ったら、目の焦点が合わず物が二重に見えるようになりました。深刻な病気でしょうか。
・・・・・。
 この症状は「カンピロバクタージェジュニ」という細菌感染が引き起こす「フィッシャー症候群」という疾患によるものです。
25 カンピロバクター(ジェジュニ)は、鶏などの動物の腸内に常在する細菌で、生肉や加熱不十分な肉などから感染します。感染すると、発熱、下痢、腹痛などの症状を引き起こします。その際、人間の体内でカンピロバクターに対する抗体が作られ、神経を攻撃して麻痺させるケースがあります。麻痺が全身に及べばギランバレー症候群、目の周りの筋肉だけが麻痺するならフィッシャー症候群です。
 患者数は全国で年間100人程度といわれていますが、実際はそこまでまれな疾患ではありません。神経眼科も見ますので当院にも年間2、3人の患者さんがやってきます。
 診察で血液の抗体を調べ、「抗GQ1b抗体」が検出されればまず間違いなくフィッシャー症候群です。
 眼科ではなく、神経内科でステロイド点滴や血漿交換(や血漿交換を追加)などによる治療が行われ、だいたい2週間~1カ月程度で完治します。ただ、治ったあとも2~3カ月程度は焦点が合わなかったり、物が二重に見えたりする症状が続くケースがあります。
 当院に来院される患者さんも、大学病院で治療を受けて完治したと言われたのに、まだピントが合わずに二重に見える、本当に完治するのだろうかと不安になってやってくるケースがほとんどです。カンピロバクターによる感染が続いているわけではなく、きちんと治療を受ければ完治する病気なので過度の心配はいりません。
 熱っぽくて下痢が続いたあと、1週間ぐらいたってから物が二重に見えたり、目の動きが悪くなったり、ふらついたり、片足で立てなくなったりしたら、大きな病院で血液検査をして抗体を調べてください。
@@@@

Categorised in: 未分類