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2014年6月15日

5548:白目が血で真っ赤に染まっていました。結膜下出血とは。

日刊ゲンダイ連載  5 結膜下出血

毎週火曜日夕刻に12回の予定で眼科の話題の連載をお願いしていますが、担当のMさんからこのような連絡をいただきました。「日刊ゲンダイのMです。ひとつお知らせがございます。明日から私は「ブラジルW杯特別編成担当」に組み込まれることになり、勤務時間が深夜帯になります。そこで、次回から数回分はIにバトンタッチする形でお願いできればと思います。こちらの都合でたいへん申し訳ございませんが、よろしくお願いいたします。日刊ゲンダイ 健康情報部 xx 電話:03-35xx-xxxx。」とのこと。ワールドカップが始まり、それに合わせて夜勤だそうでご苦労様です。この連載については、後3回分のインタビュー聞き取りまで済んでますから、大丈夫でしょう。

コートジボアールはフランス語で象牙海岸。英語ならアイボリー・コースト。de とivoryのiがリエゾンして「イ」ではなく「ジ」になってます。本日(日曜日)初戦は残念ながら逆転負けを喫してしまったのだそうです。「初戦では勝って、どこまで行けるか?」などと気楽なことを予想していたので、少しがっかりし、暗い気持ちです。日本チームには、また気を取り直して頑張ってほしいものです。

火曜日の晩に新聞の紙面への印刷を確認してから、ネットにはアップいたしました。

◎目トラブル5 結膜下出血
 朝、起きたら、白目が血で真っ赤に染まっていました。深刻な病気でしょうか。

白目の部分が出血によって真っ赤に染まるのは「結膜下出血」という症状です。当院にも3日に1人ぐらいのペースで患者さんが来院されます。白目は眼球結膜という薄く透明な膜で覆われていて,血管がたくさん走っています。その血管が破れると、結膜の下に出血が広がるのです。原因はさまざまで、ぶつけたり、こすったりした程度でも起こりますし、くしゃみ、せき、お酒の飲み過ぎなどで出血する場合もあります。白目が真っ赤になるのでびっくりしますが、少し目がゴロゴロするぐらいで、痛み、かゆみ、目やにといった症状はありません。眼球内部に血液が入ることもなく、視力の低下もないので、特に治療せずに放置しておいても問題ありません。多くの場合、1~2週間ほどで自然に吸収されます。毎晩、温かい蒸しタオルを5分ほどまぶたの上から乗せてやると、3~4日で黄色から白目に戻ります。ただし、注意しなければならないケースが4つあります。1つ目は外傷や打撲を受けた場合です。ボールをぶつけたり、木の枝が当たったりして白目に出血があるときは、眼球の中が傷ついて出血している可能性があります。そこから細菌が入って悪化する危険もあるので、眼科で診察を受けてください。2つ目はプールなどで感染する急性結膜炎です。出血を伴うタイプがあります。出血の他に、痛みや目やになどの自覚症状がある場合は、他の人に移さないような注意が必要です。3つ目は、何度も繰り返し出血するケースです。動脈硬化、高血圧、糖尿病、出血性素因(貧血、白血病、紫斑病など)に伴って、結膜下出血を起こすことがあります。これらの疾患が原因になっている場合は、眼底出血で失明する恐れもあります。しっかり眼底検査をして、内科でも異常がないかどうか診察してもらいましょう。
4つ目は、急性熱性疾患によるものです。マラリア、しょう紅熱、ジフテリア、コレラ、発疹チフス、インフルエンザなどが原因になるケースがあります。現在の日本ではまずないでしょうが(この一句を挿入)この場合は原因疾患の治療を考えます。出血以外の症状がある時は、必ず眼科に申し出ましょう。

清澤のコメント:結膜下出血については参天製薬が配布していて、慶応大学前教授の小口先生監修の説明用のハンドアウトがありますが、それもストーリーも図もわかりやすく作られています。眼科に行ってそれを渡された方も多いことでしょう。

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