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2014年6月7日

5514 近視眼マーケティングとは

近視眼マーケティングという言葉があります。これは、マーケティング・マイオピア、近視眼マーケティングhttp://blog.kairosmarketing.net/marketing-glossary/marketing-myopia-20130910/の要旨です。日々の最適条件を追うことは最終的成功にはつながらないというのは、会社ばかりではなく医院の運営にも当てはまる気がします。

近視眼マーケティングとは、目の前でおきる事象ばかりにとらわれ、本来すべき社会上の使命を狭く解釈してしまうこと。1960年のセオドア・レビット氏の論文のタイトルです。氏は、近視眼的マーケティングを展開して企業は事業機会を見逃し、衰退することを指摘しました。

マーケティング・マイオピアの例として、レビット氏は「鉄道産業」をあげました。氏は、鉄道が衰退した理由は産業そのものが衰退したことが原因ではなく、鉄道会社が自社が属する産業や技術を狭く定義しすぎたためだと指摘しています。鉄道会社は、自社を「鉄道産業」ではなく、「輸送産業」としてとらえるべきだったというのです。鉄道産業に欠かけていたのは、成長のチャンスではなく経営的な想像力と大胆さでした。

生産にかかるコストを限りなく抑えればなんとか利益が出るという、製品至上主義は非常に危険です。製品至上主義の先には衰退しかないのです。一見成長しているように見える産業は、プレイヤーが成長のチャンスを作り出し、適切な経営を行っている企業の集合体です。成長のチャンスは、買い手が中心となって決めます。企業活動は、顧客を満足させるプロセスに重点をおくべきです。自社の製品に関われば関わるほど問題を見落としやすくなります。

企業は、製品やサービスを生み出すためではなく、顧客の購買意欲を促し、その企業と取り引きしたいと思わせる活動をするためにある、と考えなければなりません。

マーケティング・マイオピアは成長産業でこそ、注意すべきです。優れた製品であれば自然に売れるという幻想が生まれやすく、顧客への関わりが薄くなります。常に市場や顧客(患者)のニーズを発見し、想像し、触発し、顧客を満足させ続けましょう。
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