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2014年6月3日

5498 後発白内障 日刊ゲンダイ 特集2

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◎目トラブル2

 3カ月前に白内障の手術を受けたのですが、だんだん見えづらくなってきました。手術は失敗だったのでしょうか。
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 眼科で行われる手術の中で、いちばん多いのが白内障の手術です。白内障は加齢などによってカメラのレンズに当たる水晶体が濁り、視力に影響が出てくる病気です。
 手術は、水晶体の後面にある水晶体後嚢という〝袋〟の中に人工のレンズを挿入します。ただし、手術が成功して視力が回復しても、その直後、あるいは3~6カ月たってから、視力が低下してくるケースがあります。水晶体後嚢の後面にある膜が老廃物で濁ることによって起こる症状で、これを「後発白内障」と呼んでいます。
 75歳を超えるような高齢の患者さんには少ないのですが、白内障の手術を受けた方の5~10%程度の頻度で起こります。白内障によって0・6まで落ちていた視力が、手術して1・2まで回復したのに、3カ月ほどたったら0・6→0・5→0・4と徐々に低下してきたという患者さんは、まずはこの後発白内障を疑います。
 後発白内障だった場合、「YAGレーザー」による治療を行います。レーザーの光を目にポンと当ててやると、水蒸気爆発によって後ろの膜が破れて光が通るようになるのです。このレーザーは一度だけ当てればOKです。
 また、白内障の手術を受けた後に視力が低下したという患者さんを診察してみると、眼瞼痙攣だったケースもあります。眼瞼痙攣は、目の周囲の筋肉が自在性を失い、「まぶしい」「目が乾く」「目がショボショボする」といった症状を経て、まぶたを開けておくのが困難になります。
 同じように、ドライアイの治療が必要だった患者さんもいます。
 他にも、感染性眼内炎、続発緑内障、網膜はく離などの網膜疾患が視力低下の要因になっている場合もあります。
 手術が終わると、それっきりまったく顔を見せなくなる患者さんも多いのですが、手術を受けた後は定期的に医者に通い、目の状態を診てもらってください。
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