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2014年5月31日

5490カナダの製薬会社バリアントがアラガンへの買収提示額を再引き上げ:の記事です

ボトックスの日本での販売権はすでにGSK(グラクソ・スミス・クライン社)に譲渡されていますが、その製造元であるアラガン社はいま買収の瀬戸際に立たされている模様です。数年前までアラガン社はボトックスを製造する製薬部門と眼科医療機械を製造販売する部門を合わせ持っていて、大きな眼科学会ではアルコン社と並ぶ大きなブースを展開していました。今、後者は別会社(AMO社)に分離されアラガンには一時の勢いはない印象です。

日本国内では、美容外科用のボトックスはボトックス・ビスタの商品名で流通しておりそれはGSK社の扱いではないと聞いておりますが、通常の医療用ボトックスと美容目的のボトックス・ビスタの市場規模の大小は知られていません。この記事の書き方を見ると案外国民健康保険で使われるジストニア治療用の総量よりも美容目的の使用量の方が多いのかもしれません。

さて、神経筋接合部の遮断剤であるボトックスには類似の製品も出ておりますが、いまだに眼瞼痙攣や片側顔面痙攣などの治療薬としては日本国内唯一の製品です。本記事はそのボトックス製造会社であるアラガン社をカナダの大手製薬会社バリアントが買収しようとしているというニュースです。
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加製薬バリアント、アラガンへの買収提示額を再引き上げ 2014 年 5 月 31 日 13:06 JST
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パーシング・スクエアのウィリアム・アックマン氏 Bloomberg

 カナダの製薬大手バリアント・ファーマシューティカルズ・インターナショナルは30日、しわ取り注射剤「ボトックス」を製造する米アラガンへの買収提案額を再び引き上げた。新たな提示額は現金と株式で533億ドル(約5兆4260億円)。

 アラガンのコメントは現段階で得られていない。

 バリアントは28日に提案額を494億ドルに引き上げたばかりだった。

バリアントのマイケル・ピアソン最高経営責任者(CEO)は28日に、提示額の再引き上げの可能性を示唆していたが、それはアラガン側が交渉の席に着くことが条件だとしていた。

 新提示額はアラガンを1株当たり179.25ドルと評価。そのうち現金分が72ドルで、残りが株式交換となる。ただ、アラガンの視力障害治療薬の将来の売上高によっては1株当たりさらに25ドル上乗せする可能性もあるという。

 アラガン株価は28日の提示額引き上げ後、アナリストの間で引き上げ額が十分かについて意見が分かれ下げていた。30日の再引き上げ後に株価は上昇したものの、再提案額に届かない168ドル近辺での推移となっている。

 ピアソンCEOはまた、アラガン側が交渉に応じない場合は敵対的買収に出る可能性も示唆した。ただ、バリアントは友好的な買収を望む考えを示している。また、適正価値以上に買収額を引き上げたり、全て現金での買収はしないと表明した。

 一方、視力障害治療薬の「DARPin」について、バリアントは開発に最大で4億ドルを投入することを約束している。

 バリアントの買収提案には、物言う投資家として知られるウィリアム・アックマン氏率いる米投資会社パーシング・スクエア・キャピタル・マネジメントが後ろ盾となっている。パーシング・スクエアは、アラガン株の9.7%を保有している。

 パーシング・スクエアは買収の際に、他のアラガン株主より1株当たり20.75ドル少ない受取額を受け入れることを決めた。アックマン氏は30日の早い段階でピアソンCEOにこの譲歩を説明するとともに、バリアントに対して他の株主から買い取る価格を引き上げるよう要請したと述べた。

 アックマン氏は文書の中で、「われわれの他のアラガン株主に対する譲歩は、この買収・合併が長期的にいかに価値があるとみているかを示している」と述べた。
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