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2014年4月16日

5357 人が一生の間に流す涙の量はどのくらいか?

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人が一生の間に流す涙の量はどのくらいか?(siomiさんからの質問です)

涙には基礎分泌と(普通にしているときに出る涙)、感情に伴う分泌と(小保方さんのインタビューの涙?)、反射性の分泌(玉ねぎの汁で出る涙など)があり、感情で出る涙などは時には基礎分泌の100倍にもなるとされています。

ドライアイなのに流涙を訴える患者さんに出会うことは少なくはないのですが、それはこの反射性の涙液分泌が増えるからでしょう。しかし、人は常に泣いているわけではないので、ここでは基礎分泌だけを考えてみることにします。

日本語のウィキペディアでは一日2-3mlと記載があり、英語の「眼科の真珠、英語の流涙患者:診断と対策」の中には一分当たり1.2マイクロリットルの記載がありました。1.2マイクロリットル/分*60分*24時間=1.728ミリリットルですから日本語の情報とほぼあっています。1.728ミリリットル/日*365日*80年=50.457リットルでした。

というわけで、この答えは人が一生に流す涙の総量はおよそ50リットルということになりました。しかし、この量は最初に決まっているわけではなく、加齢による減少について考慮してはありませんから「年を取って、涙も枯れ果てた」という人がいないといっているわけではありません

私の経験では、本来この手の質問には眼科の生理学の英語の教科書Adler’s Physiology of the eye第10版が最適です。見れば私の本のこの項目には依然調べた時の付箋が貼ってあり、33ページ当たりから10ページほども各イオンの流れなどまでが書いてあります。

その時に記載した詳しい記事も興味がおありならご覧ください。

1309 あの社長の涙は何なのだ? 涙における各カテゴリの基礎的記述⇒リンクhttps://www.kiyosawa.or.jp/archives/51483708.html

某有名自動車会社の社長の涙を見て、”あの涙は一体どう医学的生理学的にはには説明されるのか?”と質問を寄せてくださった方がいました。
そこで調べてみました。

まずはヒトの涙の各カテゴリに対する基礎的な記述です。
その基本的な文献は英文のWikipediaの涙に関する記述です。驚いたことに、それに比肩する記載は神経眼科の本にもほとんどなく、わずかに分厚い眼科生理学の聖書であるAdler’s Physiology of the eye, Clinical applicationなどにあるだけです。

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