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2014年4月14日

5353 遠近両用コンタクトレンズ院内講習会を開きました。

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本日(2014年4月14日)はお昼休みにアルコン社ビジョンケア事業本部(旧チバビジョン)のカスタマーサービス担当の千葉さんが老視用の遠近両用コンタクトレンズ職員向け講義をしてくださいました。前半は最近のコンタクトレンズ市場の動向を、後半は2週間用の遠近両用レンズのフィッティングの仕方を講義してくださいました。よくわかる内容であったので職員からもいくつかの質問も出て、職員がよく理解できているということもうかがわれました。私の聞き取れた内容を採録してみます。今後もこのような勉強会を重ねて、検査系と事務系両方の医院職員の知識の程度を深めてゆきたいと考えています。
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ーー本日の講義内容抜粋ーーー
 日本の人口推移は1990年ごろから横ばいに転じ、年齢別の人口も現在は35-45歳の団塊ジュニア世代が最多である。コンタクトレンズ装用者数も40歳がピークでその先は減っている。そして今でもコンタクトレンズ利用者の40%は40歳以上の世代が占めているからその世代のコンタクト装用者を失わない工夫が肝要である。このような状況の中でエアオプティクス遠近両用は15.6%から23.7%へと延びている。

 患者の意識(40-59歳、1539人で調査)では老視の症状があるものは82%を占め、老視の自覚があるものも39%を占めるが、遠近両用コンタクトレンズを使っているものは13%に過ぎない。そして、ユーザーは老視に否定的な感情もをつ傾向があって、たとえば老視であるといわれたことに66%がショックを受けている。

 老視では肩こりやイライラを深め、遠近両用コンタクトレンズへの興味を持っている。使ってみたいものが76%であり、薦められたことを不快とするのは10%だけである。本音は老視用コンタクトレンズを用いるべきぎりぎりのタイミングがわからないため、もっと早く薦めてくれればよかったのになどという。その満足度は球面レンズの62%に比べて遠近両用レンズでは76%と高い。遠近両用レンズでは、心理的状雇用も改善されている。

 遠近両用コンタクトレンズの利用を始めたきっかけは、不便だったからが44%、医師やスタッフに勧められたからというのが39%などであって、勧誘が大切であり、早めに薦めてもよい。

 遠近両用コンタクトレンズ製品にはまず2週間のエアオプティクスアクアがある。これはシリコンハイドロゲル製でプラズマコーティングされている。連続的に遠方から近方まで幅広く見える。そして処方が容易であるというと誇張がある。その製品としての特長は1)すぐれた水濡れ性、2)高酸素透過性、3)すぐれた耐汚染性にあるといえる。

 工学的にみると、中間ゾーンが広くとってある。そのためピントの移動がスムースである。球面は+5.0Dから-10.0Dで、間隔は0.25D刻み、近方加入はLO/MED/HIの3種である。そして焦点深度の深いプレシジョンプロファイルデザインが特徴である。

検査手順は3ステップ

ステップ1:患者の選択と事前確認事項
 適応しやすいケースはソフトレンズをすでに使っていたもので、老視レンズ使用の意欲のある人などが良い。

ステップ2以下のポイントを確認説明
(ポイント1)使用環境、(ポイント2)見え方の説明、(ポイント3)装用開始後数日後に装用感が改善することの説明が必要。

マニュアル:
1)患者選択
2)検査測定 遠方で度(乱視は球面等価)を決める
3)まずは加入度LOから試し、両眼解放下で満足度を聞く。遠方近方とも0.8以上が得られたものが77%ある。(近方は各眼の視力を問題にせず、両眼視で満足できるかか否かを問うだけで決めてよい。)

次にデイリーズアクアコンフォートプラスのマルチフォーカスについて。これの素材は従来型素材であるが、デザインは2週間用と同じでフィッティング手順も同じでよい。

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清澤のコメント:お気づきの点などありましたら、修正しますのでお知らせください。

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