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2014年4月13日

5349 鶏卵の形成についての詳説

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イースター(復活祭)が近づいてきました。そこで昨日の2黄卵の話を少し深めて鶏の卵形成について少し調べてみます。ご存知の通り鶏の卵巣では卵黄になる部分が毎日次々に作られていて、そこから一つづつ排卵は行われています。鶏のもつ料理では「オフクロの味、鶏モツ/キンカン付の煮付け :クセの少ない卵管と鶏キンカンの煮付け。甘辛味が懐かしい母の味です。」とクックパッド(http://cookpad.com/recipe/723429/?&m=2)では紹介されています。
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 私が小学生だった頃、父は鶏卵の問屋を営んでおりました。時には鳥屋さんの様に養鶏所から廃鶏を譲り受けて来て台所でこの精肉処理をしていました。その時、鶏の卵はこのキンカンの周りに輸卵管の中で白身が付き、さらに卵殻がついて毎日ひとつが産み落とされるのだと見せてくれたのを思い出しました。今日は昨日に引き続き、そのあたりを説明した図と文章を探してみました。

全ての鳥類では機能しているのは、左にある1つの卵巣と卵管です。卵巣には、「ろ胞」という袋に包まれた発達段階の異なる卵細胞が多数あります。やがて成熟すると、ろ胞の一部が開き卵細胞が放出されます。放出された卵細胞は、漏斗(ろうと、解剖学では卵管采ですか)と呼ばれる口が開いた器官から卵管に取り込まれます。(人間では5センチくらいですが鶏ではこれが長いです。)卵管の中をゆっくり回転しながら移動するにつれて、軟らかい卵が硬い殻を持つようになるのです。卵管は卵巣と総排泄腔をつなぐ管です。

ーーー記事の引用ですーーーー
(第23回 飛ぶために進化した産卵の仕組みhttp://dinosaur-fan.net/naruhodo/news/23/:から)

中国・江西省の白亜紀後期の地層から発見されたオヴィラプトロサウルス類の化石に、殻のある卵化石が発見されました。中華竜鳥(シノサウロプテリクス)などの体内で卵化石が見つかっていますが、殻のついた卵化石が恐竜の体内で発見されたのはこれが初めてです。

面白いのは、鳥類のように一度に1個の卵しか産めなかったとわかったこと。複数の卵を作ることは出来たようですが、現代の爬虫類のように一度に多くの卵を産まなかったのです。空を飛ぶために体を軽くする進化が、生殖機能でも進んでいたようですね。

発見されたのは、オヴィラプトロサウルス類の骨盤と足の一部で、体長は3〜4メートルとされています。骨盤付近に長径20センチ、短径6〜8センチほどの卵が2個ありました。 オヴィラプトロサウルス類は、鳥類に近い獣脚類です。クチバシのあるオヴィラプトルやインゲニアなどが有名です。

そこで:ニワトリの生殖器官のお話へ:

鳥類の産卵のしくみ

ワニのような爬虫類には卵巣が2つあり、2つの卵管を通して卵を産みます。卵殻を作るのに3週間ほどかかるそうです。一方、ほとんど全ての鳥類では機能しているのは、左にある1つの卵巣と卵管です。右はニワトリのメスの生殖器官の模式図ですが、右の卵管はほんの痕跡しかありません。左側だけだとバランスが悪いようですが、右には細長い腎臓があります。これらは骨盤の下にあります。

卵細胞から卵形成までの仕組みを簡単に説明しましょう。
卵巣には、「ろ胞」という袋に包まれた発達段階の異なる卵細胞が多数あります。
やがて成熟すると、ろ胞の一部が開き卵細胞が放出されます。
放出された卵細胞は、漏斗(ろうと)と呼ばれる口が開いた器官から卵管に取り込まれます。そこで待ち構えていた精子と受精し胚が形成されます。

卵管の中をゆっくり回転しながら移動するにつれて、軟らかい卵が硬い殻を持つようになるのです。卵管は卵巣と総排泄腔をつなぐ管です。鳥類にはヒトの子宮にあたる器官はなく、卵管の下部がそれに相当します。

通常は1日か2日で卵殻を作り、1つの卵管から卵を1個ずつ産みます。産卵後、卵管は次の卵細胞を受け入れます。

ところで、鳥類や恐竜は、総排泄腔から卵を産みます。名前からわかるように、ウンチもオシッコも卵も最終的には全て同じ総排泄腔から出てくるのです。

爬虫類と鳥の中間タイプ

今回の化石では、2個の卵があり、2本の卵管から1個ずつ産んでいたと考えられています。卵管が2本なのは爬虫類に似ていますが、卵管1本に対し卵1個というのは鳥類に似ています。

鳥類が卵管1本あたりの一度に生む卵が1つになったのは、進化における初期の段階、飛べるようになる前だったことがわかります。現生の鳥類では右側の卵管は初期胚のうちに萎縮するのですが、そういうように卵管が1本になったのはその後ということです。

右の卵巣や卵管の退化や卵殻を作るのが早いこと、そして一度に多くの卵を体内で作らないなど、一部の獣脚類では、飛行にそなえて体を軽くするために、羽毛だけではなく生殖機能も進化させていたのですね。

41E8SACTCKL__SL500_AA300_参考:鳥の生命の不思議(アドルフ・ポルトマン著、どうぶつ社):

という事でした。

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