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2014年3月29日

5294 甲状腺眼症の病型分類とその特徴:神前あい先生:を聞きました

第27回甲状腺眼症研究会は2014年3月15日に開かれ、そこで神前あい先生の甲状腺眼症の病型分類とその特徴というお話を聞いて来ました。

あらゆる症例を集積してそれをクラスター分析という数学的な方法で分けた結果で得られたという新たな分類では次の各型が見いだされたそうです。

1型 上眼瞼後退:これならトリアムシノロンの局所注射でよい
2型 上眼瞼後退+眼球突出
3型 筋肥大+眼球突出:一重まぶたの人、眼瞼の動き時遅滞がある
4型 筋肥大:眼位の異常が大きい、MRIで筋の肥大が見つかり、ステロイドパルスの対象になる。
5型 眼球突出:筋が大きく、T2が濃く写る。

分類はハンドアウトからも下記のとおりで、間違いないのですが、その特徴と標準的治療法の部分は十分にはメモしきれませんでした。神前先生の書いた記事はhttp://www.skk-health.net/me/26/にもありましたが、そこには未だ、この分類への言及はありませんでした。

治療法にはトリアムシノロンアセトニドテノン嚢下注射、ステロイド局所注射、ステロイドパルス点滴、眼窩減圧術、放射線照射、斜視手術その他があるようです。ことに眼瞼後退には平滑筋の働きを抑えるα〈アルファ〉遮断薬の点眼のほかに、私も眼瞼痙攣の治療に多用している筋肉を弛緩させるボツリヌス毒素の注射をすることもあるそうです。今後その文献もさらに探してみたいと思います。

しばらくは自分の手に余る症例は従来通りオリンピア眼科病院に紹介させていただくということになりそうです。

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