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2014年3月16日

5263 クロワッサンで朝食を:をDVDで見ました

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映画が好き、そしてパリが大好きというわけで、今日はまたパリを舞台にした映画を借りてきて見ました。ミッドナイトインパリ、そしてシェフに続くパリを舞台のフランス語の映画です。昨年9月ごろに新宿武蔵野館など東京の名画座の様な所で上映されていた映画が2月にビデオ化されていたのですね。原題はパリのエストニア女。エストニアと言うのはバルト3国の一つでしたよね。舞台はパリの16区(セーヌ川とブーローニュの森の間辺りです)

子育てが終わって、離婚して12年、母の看護もその母の死で終わったという50歳過ぎの疲れたエストニア婦人が、資産家だが孤独な老エストニア夫人の家政婦としてパリに出てくるというお話です。映画の中では夜な夜なパリの街を一人で散策します。そこはミッドナイトインパリとはまた違った現物に近いパリの顔が見えます。
男女(ステファンとフリーダ、ステファンとアンヌ)のそして歳が少し違う女同士(フリーダとアンヌ)の話が様々に展開されます。男女の関係も如何にもパリらしい、大人の世界です。その大人の世界と言うところが実に渋いのです。。映画の中ではくたびれた中高年女性にしか見えなかったアンヌがどんどん美しくなってゆきます。そのアンヌが職を失ってさまよううちに真夜中になって、地下鉄の駅を閉めるから外に出てくれと駅員に促される場面では涙を誘われます。そして最後の場面ではフリーダがアンヌに[ここはあなたの家(chez toi)よ、お入りなさい。」と声を掛け、ステファンとアンヌの関係確立が暗示されて、映画は終わります。

 戦後にエストニアからパリに亡命するあるいは移民するなどという事は容易ではなかったと思うのですが、そんな世代にそのように生きた人々もいたのでしょうね、

 エストニアが生んだ長編映画監督デビュー作で、ロカルノ国際映画祭のエキュメニカル賞に輝いた、イルマル・ラーグが監督。受賞作の『クロワッサンで朝食を』は、フランスのマスコミからも絶賛されたというはなし。以下の粗筋はホームページから抜粋です。

エストニアで母を看取ったばかりのアンヌに、パリでの家政婦の仕事が舞い込む。悲しみを振り切るように、憧れのパリへ旅立つアンヌ。しかし、彼女を待ち受けていたのは、高級アパルトマンに独りで暮らす、毒舌で気難しい老婦人フリーダだった。フリーダはおいしいクロワッサンの買い方も知らないアンヌを、冷たく追い返そうとする。アンヌを雇ったのは、近くでカフェを経営するステファンで、フリーダは家政婦など求めてはいなかったのだ。だが、遠い昔エストニアから出てきたフリーダはアンヌにかつての自分を重ね、少しずつ心を開いていく。やがてアンヌは、フリーダの孤独な生活の秘密を知るのだが──。

歩いてきた道も現在の境遇も全く違う2人が、反発を経て固い絆で結ばれる──大人のおとぎ話のような設定に見えて、リアルな感情に胸を揺さぶられるのは、ラーグ監督の母親の実話を基にしたストーリーだから。やがて2人は唯一の共通点だった悲しみと孤独との上手な付き合い方を見つけ、再び人生に輝きと歓びを見出していく。誰にでも訪れる人生のターニングポイントに、新たな世界へ踏み出す勇気をくれる、優しいパワーに満ちた感動作が誕生した。
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映画館では見損ないましたが、ビデオショップで映画を探すことが有ったらお勧めしたい一作です。
若き日のジャンヌ・モロー「死刑台のエレベータ」より。

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