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2014年3月11日

5245 巨大隕石衝突で全地球的に酸性雨──白亜紀末の大量絶滅に新しい見方

数年前に、日本人研究者も含まれる研究者群がユカタン半島に落ちた直径180キロもある隕石が、恐竜時代の幕を閉じたのだという学説をサイエンス誌に発表していましたが、今回の「巨大隕石衝突で全地球的に酸性雨──白亜紀末の大量絶滅に新しい見方」というお話は、その時に飛散した硫黄が関連した酸性の雨が微生物を壊滅させて、それらに依存して生きていた恐竜などの大きな生物を絶滅に追い込んだという説のようです。

この話題、もう少し勉強してみました。この論文は目立たない論文でオンラインで3月9日に出ていました。Nature Geoscience の Letterです。(http://www.nature.com/ngeo/journal/vaop/ncurrent/full/ngeo2095.html) Production of sulphate-rich vapour during the Chicxulub impact and implications for ocean acidification 著者はSohsuke Ohno,ほか
先の説では、気候の寒冷化を問題にしていたように思います。今回は飛び散った硫黄化合物が海を酸性化させたのではないか?と提唱しているようです。

チクシュルーブ・クレーター
チクシュルーブ・クレーター( Chicxulub crater)は、メキシコのユカタン半島にある約6550万年前の小惑星衝突跡。 地磁気異常、重力異常、およびセノーテの分布によって確認される。これらはいずれもきれいな円弧を描いており、この円の中心が衝突地点とされる。直径は約160Km。既知の地球上のクレーター(隕石衝突跡)では三番目の規模である。顕生代(5億4200万年以降)に形成されたことが確認されるものとしては最大級である。この衝突が、恐竜を含む大型爬虫類はじめとする多くの生物が絶滅した白亜紀末の大量絶滅(K-T境界)の、もっとも有力な原因と考えられている。

隕石が今のユカタン半島辺りに落ちて、100メートルに及ぶ大津波を起こしたようです。それが影響して機構が大きく変わり、当時の地球を謳歌していた恐竜は絶滅して、その後は哺乳類と被子植物の時代になったという事のようです。

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巨大隕石衝突で全地球的に酸性雨──白亜紀末の大量絶滅に新しい見方

白亜紀末の生物大量絶滅は、巨大隕石の衝突により酸性雨が地球全体に降り、海が酸化したことで引き起こされたという研究結果。

 恐竜などが姿を消した白亜紀末(6500万年前)の生物大量絶滅は、巨大隕石の衝突により酸性雨が地球全体に降り、海が酸化したことで引き起こされたという研究結果を千葉工業大学などのチームが発表した。

 恐竜が絶滅したのはメキシコ・ユカタン半島で起きた地球外天体の衝突が原因だとほぼ結論付けられている。白亜紀末には恐竜だけではなく多くの生物が絶滅し、海生動物では科のレベルで約66%が絶滅したと考えられている。

 研究チームによると、ユカタン半島には硫黄を含む岩石が豊富に存在しており、これが隕石衝突のエネルギーで蒸発、硫黄酸化物ガスが爆発的に放出され、強い酸性雨をもたらしたという。酸性雨は衝突から数日以内に全地球的に降り、その結果深刻な海洋酸性化を引き起こし、海洋プランクトンの多くが絶滅したという。

 これまでに知られている(1)海洋酸性化に敏感な石灰質ナノプランクトンは、種のレベルで80%以上が絶滅した、また、陸上では絶滅率が高く淡水中と海底では絶滅率が低かった、(3)衝突直後最初に酸に強いシダ植物が繁茂した──といったことも、強い酸性雨と海洋酸性化で統一的に説明できるとしている。

 研究成果は「Nature Geoscience」オンライン版に掲載された。
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