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2014年3月5日

5224 「なぜ日本企業の管理職の多くは「変人」を組織から追い出そうとするのか」

51mJOHg5gkL__SL500_AA300_組織をむしばむ子供病の正体:「なぜ日本企業の管理職の多くは「変人」を組織から追い出そうとするのか」(秋山進 [プリンシプル・コンサルティング・グループ株式会社 代表取締役])という記事が出ていました。わたくしの周りでも思い当るところがある気がいたしますので、その概要を採録いたします。

詳しくはネットでダイヤモンドオンラインをご覧ください。
http://diamond.jp/articles/-/49655
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――要点です―――
なぜ日本企業の管理職の多くは
「変人」を組織から追い出そうとするのか
 著書『「一体感」が会社を潰す?異質と一流を排除する<子ども病>の正体』
 子どもだけではなく、大人にも発達段階がある。組織と個人の関係に置き直して思考を進めた。
1、個人が組織で発達するために必要な「自立」と「自律」とは?
 「自立」と「自律」という2つの軸でマトリックスをつくり、それぞれの発達段階を重ね合わせて見ていく。

 縦軸の「自立」とは、価値ある人材として認められるだけの技術やスキルを身につけていること。その発達段階は「丁稚」から「一人前」になり、「一流」の段階へ。横軸の「自律」とは自らを律すること。他者と自分との関係で見ていくとわかりやすい。
最初は上司に言われた通りちゃんとやる「他律」。やがてある程度自分で仕事をコントロールしていく段階が「自律」。自律の段階では自分のやりたいことや究めたい分野を見つけ、自分なりのやり方を追求していく必要がある。その先には自分のやりたいことと組織の方向性を統合する「統合律」の段階がある。自分も活かしながら他者も活かし全体の最適化をはかろうとする活私奉公の段階。

2、子どもの組織は一流を目指す個人を「変人」扱いする
 ほとんどの人は、丁稚からキャリアをスタートし、先輩の指導のもと一人前の段階に上がる。その後に右側の自律の方向へ動くが、日本の会社の場合、ここで問題に直面する。
「自分はこれをやりたい」と強く自己主張をすると周囲から潰されてしまうため、多くの人はそれを表に出さない。そして、自分を主張し、摩擦を乗り越えて仕事を推進する経験をしないまま、管理職的な仕事に就く。すなわち、自律の段階を経ないまま、統合律の役割を任されてしまう。
 管理職が、自分のやりたいことを主張し、追求するステップを踏まずに統合的な役割に就くと、自己主張で生まれる摩擦を乗り越えるすべを持たない。そんな人は、内心では満足していない“悩める管理職”になってしまいがち。

 “悩める管理職”は、好き勝手に“自律”した行動を取ろうとする社員の振る舞いがガマンできない。かくして、役割としては統合律の仕事を任されていながら、結局は他律の世界で生き、自律しようとする社員を抑圧する。

 逆の立場で、自律を志向し一流の段階に上がろうとする人が、同調圧力にめげずに人のやらないことをしようとすると日本の組織では「変人」扱いされる。日本の多くの組織では、変人は“使いにくい奴”と評価されてしまいがち。また、変人の側は非協力的な態度を取りがち。その結果、会社は、たとえ技術やスキルが高くても変人を疎んじ、やがて変人は組織内に居場所がなくなってしまう……。

著者は、一流を目指す個人を増やすことが、子どもの組織を脱皮するうえで重要だと考える。より上の段階を目指すためには会社組織でも高い能力を持つ一流の個が集まり、自らを活かしつつ勝利のために連携しないと厳しい競争のなかでは勝てない。

 次回は一流を目指す個人を増やし、大人の組織に成長する方法について考える。(文・構成/宮内健)

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