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2014年3月3日

5218 チャイコフスキーのスラブ行進曲です


スラブ行進曲です。ブラスバンドでも演奏されることが多く、私も好きな曲です。

曲の成り立ちには当時の国際情勢が影響している。1876年にセルビアとオスマントルコとの戦争(露土戦争)が起こった際に、セルビアのキリスト教徒がオスマン軍に殺害された事件が発端となる。その事件はセルビア人と同じスラヴ民族としてロシアは黙視してはいけないとしてセルビアに義勇兵として援軍を送った。

チャイコフスキーの友人であるニコライ・ルビンシテインはこの戦争の負傷兵慰問募金のための慈善演奏会をチャイコフスキーに提案し、それにチャイコフスキーが応じた。

かくして作曲された行進曲はスラヴ民族を讃えるかのごとく、民族的主題を持つ勇壮かつ雄大な管弦楽である。曲には南方スラヴの民謡のメロディーを主題として用い、同1876年11月、モスクワでルビンシテイン指揮によって初演、熱狂的な成功をおさめたとされる。

この曲が作られたのはクリミア戦争の時ではありませんでした。
そのクリミア戦争は、上の露土戦争の約20年前の大戦争です。1853年から1856年の間、クリミア半島などを舞台として戦われました。フランス、オスマン帝国およびイギリスを中心とした同盟軍及びサルデーニャ(イタリア)に対してロシアが戦い、その戦闘地域はドナウ川周辺、クリミア半島、さらにはカムチャツカ半島にまで及ぶ近代史上稀にみる大規模な戦争でした。

現在問題になっている、ウクライナの一角のクリミア半島は昔からスラブ人とヨーロッパ人の争いの場ではありました。今回のロシアとEUに接近したいウクライナの争いはともにスラブ人であるというところが従来とは多少毛色の違う所であるようです。

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