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2014年3月2日

5216 クリミア半島割譲?(ズデーテン地方のナチスドイツへの割譲と相似形)

クリミア半島割譲?(ズデーテン地方のナチスドイツへの割譲と相似形)

ある国の一部分に特定の民族が過半数を占める地域があると、その地域の住民はその地域の帰属を自分の民族が動かす国に変えたいと願うことがあります。隣の大国はその地域に傀儡政権を立て、自国民の保護を言い訳に自国にその地域を併合しようとします。

そのようなことがかつてのチェコスロバキアでもあり、ズデーテン地方がチェコからナチスドイツへ割譲されたことがありました。今回の事態は、それと相似形の事態です。1939年は昭和14年です。

今回の事態で感じられるのは、ウクライナへの支配を少しでも守ろうとするプーチン・ロシア大統領の強い意志です。

この記事の最後のニュースはそのことを踏まえて記載されたものです。
最初の引用①は昨年夏の読書感想、次②は最新のクリミア情勢のニュースです。

ーーー① HHhHプラハ、1942年、(Himmlers Hirn heiszt Heydrichヒムラーの頭脳はハイドリッヒと呼ばれる)ローラン・ビネ著に関する記事の一部ですーー

「チェコスロバキアに関する歴史では、最初にナチスがオーストリアを無理やり併合(1939年)して次にチェコスロバキアに恫喝をかけたときに、イギリス、フランス両国は、自らの利益を考えてズデーテン地方のドイツへの割譲をチェコスロバキアに迫ります(ミュンヘン会談)。チャーチルは当時のチェンバレン政府を批判して、「戦争か不名誉か、そのどちらかを選ばなければならない羽目になって、諸君は不名誉を選んだ。そして得るものは戦争なのだ。」と国会で述べたそうです。

「鐘が鳴る、鐘が鳴る、裏切りの鐘が鳴る
その鐘を鳴らしたのは誰の手か?
美し国フランスよ、気高き白亜のブリテンよ、
どちらも我々の愛した国なのに」
(フランチシェク・ハラス)(1901-49チェコの詩人)
それを当時のチェコスロバキアの人々は、こう歌いました。

ーー②さて最新のニュースですーーー
ウクライナ情勢 クリミア、すでに露の支配下か 欧米メディア報道

Posted 2014/03/02

 【ワシントン=小雲規生、モスクワ=佐々木正明】ロシアのプーチン大統領は1日、ウクライナへのロシア軍投入の承認を上院に求め、上院は全会一致で同意した。プーチン氏は同日、オバマ米大統領と電話会談し、ウクライナ南部クリミア半島だけでなく親露派住民が多い同国東部への派兵を示唆した。露政府は否定しているが、欧米メディアは、ロシア兵とみられる集団がすでにクリミア半島を支配下に置いたとの見方を伝えている。

 国連安全保障理事会は1日、ウクライナ情勢に関する緊急会合を開催。ロシアのチュルキン国連大使はロシア軍のクリミア半島での対応を、「ロシアはクリミア自治共和国から要請を受けた」と正当化した。

 一方、ウクライナ暫定政権は核関連施設や空港などを防護するため、高度な戦闘態勢を取るよう指示した。ただ、米CNNテレビ(電子版)は、クリミア自治共和国の中心都市シンフェロポリ周辺にウクライナ軍の存在は確認できていないと報じた。

 オバマ氏は1時間半にわたる電話会談で、ロシアが「ウクライナの主権と領土的統一を明らかに侵害している」と、深い懸念を伝達。ロシア軍をクリミア半島の基地に撤収させるよう要求した。ロシア系住民の保護はウクライナ暫定政権との対話や国際監視団の展開などにより平和的に行われるべきだとも強調した。

 これに対し、プーチン氏は親露派住民を保護する重要性を強調し、「ウクライナ東部やクリミア半島に暴力が拡大した場合、それらの地域におけるロシアの国益を守る権利がある」と反論した。電話会談後、露大統領府が声明を発表した。

 欧米各国は1日、オバマ氏がカナダのハーパー首相、フランスのオランド大統領と電話で会談するなど、ロシアの大規模介入を阻止するため外交活動を展開。オバマ政権は1日、ロシア南部ソチで6月に予定される主要国首脳会議(サミット)の準備会合参加見合わせを公表。カナダも準備会合への参加見合わせや駐露大使の召還を決め、米国と歩調を合わせた。
産経新聞 3月2日(日)17時53分配信
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