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2014年3月2日

5215 歌麿の浮世絵 幻の大作「深川の雪」

歌麿の浮世絵 幻の大作「深川の雪」が見つかったのだそうです。この話題をわが眼科医院通信に取り上げる理由は二つ。

 その一つは深川と言うのがわが江東区の西半分、今の門前仲町辺りを指すこと。いわば当医院の地元です。この地域は忠臣蔵で有名な殺害された吉良上野介の屋敷もあった地域です。富岡八幡宮と深川不動尊の門前町としても江戸時代から栄えていました。ちなみに今の門前仲町や東陽町には怪しげなところは全く残ってはいません。

 
 もう一つは、この絵が歌麿の作と言う証拠が、この絵に描かれた美人の目に有ったと下の動画で聞いたからです。眉を内側から外側にかけて黒味を増すように描き、また上まぶたを濃墨で、下まぶたは薄墨で描いているそうです。「歌麿以外の要素は全く感じない」という鑑定者の言葉も清々しいです。浮世絵は版画と誤解されますが、もともとはこのように肉筆で描かれ、それを量産するために版画にしたものと理解されます。

栃木市観光協会の⇒「歌麿の肉筆画大作「深川の雪」を探しています!」にこの名画がたどった詳しい経緯が出ています。

後の2つは品川の月と吉原の花だそうです。

 一つ疑問なのはこの大きさならばなぜ屏風に仕立てなかったのだろうか?という事。屏風は2幅で一対にしますから3面ですと屏風にはならないのでしょうか?小さな掛け軸なら3幅対と言うスタイルが確かにあります。小振りで普通の床の間に3つを並べて飾るものです。しかし、幅3,5メートルではそれを掛けられる幅の床の間があるはずもなく、いったいどういえ壁面に飾ろうとしたのでしょうか?寺院でも城郭でも、一部屋の襖一面を立て切らねば飾れないと思うのですけれど。

 実物を箱根まで見に行く価値がありかも知れません。

ーー記事の引用ーーー

歌麿の浮世絵 幻の大作見つかる 3月2日 19時58分

江戸時代の浮世絵師、喜多川歌麿の代表作の一つで、戦後60年余りにわたって所在が分からなくなっていた、浮世絵の「深川の雪」が、日本の古美術商のもとで保管されていたことが、NHKの取材で明らかになりました。

「深川の雪」は歌麿が描いた三部作の一つとして知られ、専門家は「日本の浮世絵の中でも記念碑的な作品と言え、近世絵画史において重要な作品が見つかった意義は極めて大きい」としています。

「深川の雪」は、江戸時代の代表的な浮世絵師、喜多川歌麿が描いた、歌麿の代表作です。

「吉原の花」「品川の月」と共に、歌麿が三部作として描いた「雪月花」の一つとして知られています。

三部作のほかの二つの作品は、現在、アメリカの美術館に所蔵されていますが、「深川の雪」は、昭和23年に東京で開かれた展覧会に出品されて以降、60年余りにわたって所在が分かっていませんでした。

見つかった「深川の雪」は、縦2メートル、横3メートル50センチほどの大きさで、浮世絵史上最大級の掛け軸です。

東京・深川の料亭を舞台に、27人の遊女や芸者が火鉢を囲んだり遊びに興じたりする姿が、入念な筆遣いと色鮮やかな配色で生き生きと描かれています。

日本の古美術商のもとでおととしから保管されていたことがNHKの取材で分かり、その後、本物かどうかを専門家が鑑定した結果、歌麿本人の肉筆画であることが確認されたということです。

描かれている風俗や画風などを専門家が分析した結果、歌麿の晩年期に当たる19世紀初頭に描かれたとみられるということです。

歌麿を長く研究し、鑑定を担当した、奈良県の大和文華館館長の浅野秀剛さんは、「深川の雪は歌麿芸術の集大成とも言え、日本の浮世絵の中でも記念碑的な作品である。近世絵画史、ひいては日本の美術において大変重要な作品が見つかった意義は極めて大きい」と話しています。

また、「深川の雪」をこれまで保管してきた古美術商は、NHKの取材に対し、「三部作のほかの二つの作品が海外にあるため、深川の雪だけは国内にとどめたいと思い、国内の美術館に買い取ってもらったうえで公開してもらうことにした」と話しています。

「深川の雪」は4月4日から6月末まで、神奈川県箱根町の「岡田美術館」で公開されることになっています。

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