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2014年2月12日

5165 周期性内斜視cyclic esotropiaとは

周期性内斜視CYCLIC ESOTROPIAの患者さんを見ました。
img_1635ある日は明らかな内斜視なのですが、別の日には片眼を遮蔽しても全く内斜視がないのです。そのような状況を示す言葉が周期性内斜視です。この疾患は小児の後天性内斜視であって、ある日は内斜視、そして別の日は正位という周期的な変化を示します。そしてその多くは恒常性内斜視になってゆくとされています。周期性内斜視は、後天性内斜視の中でもまれなもので、2~6歳での発症が最も多いとされます。様々なパターンがあり、内斜視の日と正位の日の感覚は一定ではありません。正位の時の両眼視機能および立体視は良好ですが、内斜視の時には抑制がかかっています。周期性内斜視は進行性で、そのほとんどは数か月から数年で恒常性内斜視になるとされています。遠視を伴っている症例もあり、その場合には調節麻痺下屈折検査の結果をもとに完全矯正が進められています。
治療は+1,5D以上の遠視があれば眼鏡で完全矯正します。眼鏡で内斜視を矯正できない場合には、内斜視の日に測定された最大の斜視角を目標に斜視手術が行われます。(斜視手術カラーアトラス Wright KW著 江本有子、江本博文訳を改変)

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別のページの解説では:
1958年にBurianによって最初に報告されたこの奇妙な状態は、完全に正位の期間の後で安定した30~40Δの大きな角度のある内斜視の時期がが24時間周期で交互に起こすといものです。発症年齢は一般に3~4歳です。交替のサイクルは、しばしば12時間あるいは36時間と記述されています。目が正位の時には、優れた融像および立体視能力があります。内斜視が存在する時には、患者は網膜異常対応と抑制を示しています。周期性内斜視を持っている患者は斜視の期間には短気であったり、情緒的な不快感を表します。およそ150例が文献には報告されていて、その発生頻度は斜視症例5000例に1例とされています。
診断への助けはこの疾患に対する強い疑いを持つことと、親によって維持された斜視期間への注目です。眼の位置が正位の期間に、片眼を長時間遮蔽しても斜視はまったく誘発されないので、この状態は間欠性内斜視とは別のものということになります。

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