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2014年2月9日

5157 上雪 という言葉を思い出しました

【上雪】ってご存知でしたか?
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 松本市に住んでいたころ、亡き父が、「この雪は上雪だからきっと今夜は積もる。だから通車場の明日の除雪融雪の工夫をしておかなくては。」と言っていたのを思い出します。これもBCP(事業継続計画)の一つだったのですね。

【上雪】は【かみゆき】と読みます。調べてみると、これはWikipediaの長野の方言にも出ています。(方言と言うよりは、生活用語ですけれど。)

そう、信州の雪には2種類があるのです

かみゆき【上雪】:(北信(長野以北)、東信(上田)、中信(松本、諏訪))「南岸低気圧通過型の気象状況のときに降る雪」の意。

しもゆき【下雪】:(北信、東信、中信)「大陸からの寒気の吹き出しや寒気団の影響などによる雪」の意。

さて上雪は、上記の様に長野県の南側の地域を中心に降る雪です。語源は不明とされていますが、この言葉が使われる長野県の北半分(東北信と中信地方)はほとんどが信濃川の流域ですから、その信濃川の上流を意識したのでしょうか?それとも標高の高い地域と言う意味なのでしょうか?

普段は雪の多い白馬村あたりではその時には逆に気温が少し高くなり湿った重たい雪になるそうです。スキーシーズンの上雪は、スキー場には嬉しくない言葉だそうです。湿っていて重く木の枝にも粘つく雪です。なので木全体がが真っ白に花が咲いた様な感じに見えます。そして、太い枝が折れたり、倒れたりもします。そうなると中央東線や中央西線ではしばしば鉄道が数日にもわたって止まります。一昨日に中央線のあずさが早々に運行を止めたのは、積雪そのものへの配慮と言うよりは、たぶん雪による倒木への備えのためです。

この雪は南から降る雪ですから、冬のさなかに降る雪ではなくて春を呼ぶ雪でもあります。多分「春よ来い」とか「早春賦」とかを思う季節の雪です。
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都会では、多くの人々はどこでも同じ様な雪が降るって思っています。でも違います。岩手や宮城の寒いスキー場の雪は軽くてサラサラしています。一片も小さく細かい雪。積もった雪を手にすくってギュッとしても丸まりません。雪合戦には向きません。スキーの板の裏にも雪がついてしまいます。岩手にはさらさらした雪を表すアスピリンスノーなんていう言葉もありましたね。そのような雪では雪だるまは作りにくいのです。

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