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2014年2月1日

5137 特ダネのレーシック特集に出して戴きました

○フジテレビの「特ダネ」で先週収録のコメントが放映されました。放送局のディレクター氏からDVDが届けられましたのでそれを早速拝見しました。

私のインタビューでのコメントは、もともとはまず私が角膜矯正手術の専門家ではないことを断り、しかし術後患者さんの眼精疲労などを扱う神経眼科医であるので敢えてお答えすることを申し上げました。そして、ドライアイと過矯正ないし老視の顕在化がありうることをを指摘し、それに関する事前の十分なインフォームドコンセントの必要性をお話しました。

そして、場合によっては鬱症状を示す人があることに言及して、眼が手術に伴う視的環境の変化に対応しきれない症例がある。それはレーシックばかりではなく白内障手術でも見られるのもであるが、術後不適応症候群(これは神経眼科の尊敬する先輩である若倉雅登先生の造語ですが)と呼ばれるものであると言うことをお話しました。

当日の放送では、グレアやドライアイに関する部分は番組のほかの部分で既に述べられていたため除かれていて、術後不適応症候群の部分だけが私の発言として放映されておりました。まず、テレビのインタビューとはそのようなものと思いますから、この部分に関しての不満はありません。番組では、レーシックに賛成な眼科医と同じほぼ30%の眼科医は私と同様にやや慎重な気持ちでいるという事が紹介されていて、少し安心しました。隠れた多くのレーシックにはやや慎重な医師の声の一つとして伝われば幸いです。

なお、この消費者庁のアンケート結果はネットで詳しく見ることが出来ますので、興味のある方はそれをご覧ください。

その報告では、600人のレーシックを受けた経験者を抽出してアンケートを行っています。レーシック手術を受けた後の視力に関しては、希望した視力になったと答えたものが446人(74,3%)でした。残余は視力が希望した値に届かなかったが13%、矯正され過ぎ5%、一旦希望する視力になったのち戻ったが5%だそうです。

患者さんが届かなかったといい、あるいは戻ったとはいっても、元の裸眼視力より改善しているケースは多いだろうと推測されます。また手術時期が明示されておりませんから、術後の近視化を考えれば、相当数は今後に正視や弱近視に移行出来るかもしれません。

さて、その数字に反発する方のおられる、「レーシック手術を受けた後に生じた視力以外の症状や不具合」の40%という数字ですが、これは不具合はないと答えた341人(56,8%)以外を不具合があるとして作った数字です。

患者さん方に、あなたには不具合はなかったですか?と聞けば、グレア16,5%、6か月以上のドライアイ13,8%、暗所での見難さ9,7%、と答えたと言う数字は妥当であろうと私には思われました。

この数字を見るときに重要なのは、これらの患者さんのすべてが手術の総対的な結果に不満を感じているという事ではないだろうという点です。
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無題
先週の木曜日に医院でインタビューを受けました。

その話題は最近消費者庁などから患者さんの不満が報じられて(⇒こちらがその騒動の基になった消費者庁のプレスリリースです)マスコミも注目を集めているレーシックです。私は神経眼科医の立場から「レーシック手術を安易に受けることは避け、リスクの説明を十分受けましょう!」という日本眼科学会HPにも引用されている消費者庁消費者安全課と同様のコメントをそのまま申し上げました。

尚、レーシックの術後に問題となる可能性のある事柄には
1、ドライアイ:角膜知覚線維の切断による角膜近く低下が原因、点眼及び涙点プラグ適応は?
2、遠視化に伴う眼精疲労:常時使用することを目的とする、プラスのコンタクトレンズまたは眼鏡
3、老視発生が早い:老眼鏡処方
4、気分抑うつを示す人がいる。対策は?

 等々、神経眼科医や心療眼科医として対応させられる事柄も少なくはなく、諸所考えさせられています。

 尚、来週中なのですが、この番組とは別に、同様の内容での雑誌対談までが予定されています。お相手の先生とは先週末にも学会場で立ち話が出来ました。私は「基本的に眼鏡コンタクトレンズで不満のない患者さんにレーシックを薦めはしないが、その手技自体に反対と言う訳ではないという事をお伝えしました。この先生とは古くからの知り合いでもありますので、お互いに良い対談が出来そうですね、とご挨拶いたしました。

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