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2014年1月27日

5122 『小さいおうち』を見てきました。

ずっと待っていたのですが、昨日の初日には見に行くことが出来なかったので、本日2つの講演会の後から銀座に回って、夜の部で山田洋二監督の映画「小さいおうち」を見てきました。

映画『小さいおうち』初日

『男はつらいよ』シリーズをはじめ、これまでに数々の名作を世に生み出してきた名匠・山田洋次監督の82作目となる映画最新作『小さいおうち』。2010年直木賞を受賞したベストセラー、中島京子氏の同名小説を原作とした本作が、昨日(1月25日)より全国公開されました。 

本作は、第64回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門に出品され、現地時間の2月14日に上映されることが決定しており、この上映会には山田監督と黒木が出席することが決定しているそうです。この映画が、海外の人々にも髙く評価されると良いと思います。(追伸:黒木華さんが最優秀女優賞…ベルリン国際映画祭 第64回ベルリン国際映画祭コンペティション部門の授賞式が15日夜(日本時間16日未明)行われ、山田洋次監督(82)の「小さいおうち」に出演した黒木華(はる)さん(23)が最優秀女優賞を受賞した。)

山田監督は、「昨年の今頃、吹雪のシーンからこの作品の撮影は始まりまして、こうして今日初日を迎え、皆さんに満足していただける作品になったのか不安ですが、こんなにたくさんの方に来ていただいてありがとうございます」と撮影を振り返りながら挨拶したそうです。

この作品は、平成パートと、昭和パートがクロスするようなストーリー展開となっており、平成パートでは、倍賞千恵子がおばあさんになった女中タキを好演していました。映画では戦後の後日談のために取ってつけたような役ですが平成時代での坊ちゃんも米倉斉加年が短い場面をしんみりと演じていました。

最近涙もろくなった私ですが、十分に泣いてきました。この映画は第二次大戦前から大戦中の日本の世相を良く表現しており、お勧めの一作です。

うえのユーチューブに引用した音楽はアコーディオンで「パリの空の下セーヌは流れる」を思わせる物が無しく美しい旋律です。

昭和10年頃の東京では、国民には戦時中と言う意識はなく、現在の日本国民の様に、これから東京オリンピックも開かれることを信じしていたそうです。しかし、昭和15年ころになると、経済封鎖で物資は一層無くなって逝き、石油や金属も極端に不足して、市民の生活が窮屈になっていったため、むしろ国民は真珠湾攻撃で日米の戦端が開かれたことに熱狂しだ、という辺りは戦後生まれの作者の分析とは思えぬ鋭さです。

■『小さいおうち』
2014年1月25日(土)全国ロードショー

私事で恐縮ですが、昭和33年ころに4歳の私が祖父に連れられて訪ねた大田区洗足池にあった伯父の家(社宅)は、戦争中の空襲を免れたという建物で、赤屋根ではないものの、その構造はまさにこのような2階建の部屋組でした。そして芝生の庭には戦時中に造られたという防空壕がまだ残って居たのもおぼろげに覚えています。その意味で、従兄姉たちも懐かしがろうと思いぜひ見せたいと思った映画でした。

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