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2014年1月20日

5113 「極細、痛み少ない注射針開発」で偽の投資話?とは

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「極細、痛み少ない注射針開発」で偽の投資話?:と言う話題です。(図は現実の34ゲージ針)

 ボトックス注射のために当医院では30ゲージと言う、27ゲージのツベルクリン針よりもさらに細い細い針を取寄せて使っています。30ゲージ針の外径は0.30mm、31ゲージ針の外径は0.28mm、32ゲージなら0,26mmです。このような極細針は歯科麻酔や顔面の形成、そしてインスリン注射用などに使用されている模様です。

数年前、一時期この30ゲージ針の製造が止まり、今の製品が入荷するまで30ゲージ針を求めて随分苦労をしました。さらに細い針もありましたが、その頃のそれはシリンジとの接合が外れないような特殊構造になっていて、24ゲージでシリンジに吸い上げてから針を換えて、痛みの少ない細い針で瞼に注射すると言う従来の操作は出来ませんでした。

 このように、「痛みの少ない細い針」と言うのは実地医家にとっては喫緊で重要なテーマなのですが、今回調べてみますともう30ゲージが最も細い針と言う訳ではないようです。
 
 それを逆手に取った詐欺が発覚したという話題が出ています。この詐欺の形は「新規公開株を後で髙く買い取るから、代わりに購入しておいて」というタイプの詐欺で、株式が新規公開されるというのがまずは嘘で、お金を振り込むと買い取るといっていた人との連絡がつかなくなるという比較的古典的な詐欺のパターンであったようです。

ー ーニュース記事 ー ー
 医療関連会社の未公開株を販売すると装い現金をだましとったとして、埼玉県警は20日、千葉県船橋市、医療情報会社社長阿部広之容疑者(58)ら十数人を詐欺容疑で逮捕した。

 県警は2010年~12年にかけ、約200人から約10億円をだまし取ったとみており同社員ら計15人を逮捕する方針。

 捜査関係者によると、阿部容疑者らは10年6月~11年9月、埼玉県日高市の自営業男性(56)ら4人に、極細で痛みの少ない注射針を開発したと称する医療器具製造・販売会社を紹介したパンフレットを送付。

 その後、投資会社社員を装った別の男が「(販売会社の)未公開株を買いたい人がいるが、パンフレットを受け取ってないと買えない。代わりに購入してほしい」などと電話し、計2520万円をだまし取った疑いが持たれている。

 販売会社は実際には注射針を開発しておらず、県警は被害者からの情報提供を受けて捜査していた。

 読売新聞が入手したパンフレットには、代表者の医師名で「業界でも類を見ない、外径0・18ミリ、内径0・12ミリの微細管注射針が製造できるようになった」などと書かれていた。

(2014年1月20日14時33分 読売新聞)
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テルモ プレスリリースに依れば、実際にこの程度の規格の注射針は存在します。

1日に数回、インスリンを注射している糖尿病患者は日本で約100万人いるという。ほかに、成長ホルモンやワクチンなどを自己注射している患者もいる。こうした人たちの肉体的、精神的な負担を軽くしようと、医療機器メーカー「テルモ」(東京都渋谷区)が世界で最も細い注射針を開発した。

先端部の直径が0.18ミリメートル(mm)のこの注射針は、同社が金属加工の「岡野工業」(東京都墨田区)と開発し、「痛くない注射針」として2005年に販売した注射針よりもさらに0.02mm細い。

針はステンレス板を筒状に丸めて成形し、薬剤を抵抗なく注入できるように外径・内径とも根元で太く、先端に行くほど細い。皮膚への挿入をよりスムーズにするため、針の先端が日本刀の切っ先のような非対称刃面構造に加工している。

新しい注射針は従前品よりも直径が10%細くなった分、ヒトの皮膚表面に1平方センチメートル当たり100-200個の割合で存在する「痛点」に触れる可能性が低くなり、痛みを感じにくいという。

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