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2014年1月19日

5106 眼外傷総論 眼球外傷を中心に:(平形明人教授)を聴きました

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本日は平成25年度卒後研修会(第10回)で杏林大学教授平形明人教授の「眼外傷総論 -眼球外傷を中心に-」と杏林大学助教今野公士先生の「眼窩外傷および眼窩疾患」のお話を伺いました。

東京都眼科医会学術部部員の当番で今回は司会をさせて戴きました。

私清澤の聴講メモです。項目のみの散発的なメモばかりですみません。
(図は前房出血ですが、講演とは無関係のものです)

杏林大学教授平形明人教授の「眼外傷総論 -眼球外傷を中心に-」

眼外傷一般の一時対応の注意点
◎外傷への対応は自分の知識を総合するものであり、初期対応の重要さと、記録の大切さを忘れるべきではない。
○初期対応では、問診と記録、全体像と視力、外眼部や運動それに瞳孔などが大切。
○眼球には手術縫合部や輪部など破裂しやすい部分がある。
○眼球内異物は画像記録の後で手術室で取るのが望ましい。
○外傷は全身麻酔の可能性を考えて絶飲食で病院に送り込む

各部分について
○外顔部:顔の左右対称性は保たれているか:吹き抜け骨折や視神経損傷、眼球運動や複視の有無にも注意
○瞳孔 PAPDなどに注意

前眼部
○ザイデル試験(角膜裂傷で眼表面のフルオが流れるサイン)
○前房深度など
○角膜縫合のコツ:ロング&ディープ、裂傷の角を先に合わせる
○鈍的外傷で前房出血なら隅角鏡は2週間は入れないで
○鈍的外傷では隅角部と赤道部の変形が大きい
○前房の再出血にも注意して継続的に見よ
○小児なら虐待症候群も考慮せよ

後眼部
○水晶体が脱出したら後極部にも損傷あり
○シェーファーサイン:硝子体中にあるタバコダストで剥離があることを示す
○硝子体アバルジョン
○壊死性裂孔:コモチオで済む事もあるが視野欠損を残すこともある(コモチオ、コンテュージョンなどの用語が必要)
○異物による眼内炎:土壌による汚染の場合に強毒菌(バチルス)が多く、感染の進行も早い

◎間接性眼外傷
○バルサルバレチノパシー:静脈圧上昇で網膜静脈潅流が低下して網膜に白斑など
○プルチャーレチノパシー:胸部圧迫でおきる網膜の空気や脂肪塞栓
○テルソン症候群:くも膜下出血による硝子体出血
○shaken baby syndrome 赤ちゃんのゆさぶり症候群
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清澤のコメント:
豊富な症例示しつつ、なるほどなるほどと思わせながらの納得の80分でした。

杏林大学助教今野公士先生の「眼窩外傷および眼窩疾患」

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