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2014年1月18日

5105 “鬼上司”を絶滅させた「部下サマ至上主義」の功罪、と言う記事です。

918e27f4(撮影・菅原史子)
 当医院でも花粉症患者さんへの対応で忙しくなり始める2月を前にして職員の募集を行うことになり、間も無くその募集が公募されます(広告が出たらリンクいたします。視能訓練士・常勤一名と医療事務パート一名採用の予定です)そのような折、下の記事を拝見しました。実務的にも精神的にもとても参考になりました。

日経ビジネスの「河合薫の新・リーダー術 上司と部下の力学」の「“鬼上司”を絶滅させた「部下サマ至上主義」の功罪、部下の「認められたい」という思いには応える努力を」と言う記事です。(2014年1月14日(火))

 「職員諸君と共に患者さんのために真摯に働き、その分配を正当に分配しよう」と医院の運営を心がけては居りますが、各職員はその立ち位置にも、またその給与にも様々悩んでいることも多かろうと思いながらこの記事を読みました。

 私の院長と言う立場は会社の上司と言うよりも経営者としての立場が強く、大学の教授や病院の眼科部長と言った管理職の立場とは多少異なるかもしれません。当医院では、むしろ事務及び検査の各部署のリーダーに苦労の多いこの役割をさせているのかもしれません。眼科診療の場においても、似たような場面は少なくはないと思います。

 と言う訳で、今回は採用希望者面接と並行する形で今月後半で、開院以来当医院を担当していただいて久しい社会保険労務士の庄野先生に、何回目かの医院職員聞き取り調査をお願いしようかと計画しています。

ーー清澤がまとめた本文の要約ですーー
1、「上司が自分の意見を聞いてくれない。なんかいつも上から目線だし。年をとってるってだけで、そんなに偉いんでしょうか? そういうのって、時代遅れですよ。大した仕事をしているようには思えないですから。」これは20代の若手社員の言葉。

「あなたは理想の上司ではなかったんで、辞めます」おそらく彼の部下も彼の前では、“従順な部下”の仮面をかぶり続けていた。だから余計に、ショックだったのだろう。

私たちが20代のときには、上司の“悪口”は、気の許せる同期との会話でのみ許された行為だった。彼らの躊躇のなさに、冒頭の男性は、怒りを感じたという。

2「自分の意見が聞いてもらえない」とごねる部下

 「そろいもそろって、『自分の意見が聞いてもらえない』と言う。自分の意見を上司に聞いてもらいたいなら、それを伝える努力というのが当然必要だし、なぜ、聞き入れてもらえないのかを考えるべき。ところが、上司が彼らの気持ちを汲み取って、お膳立てしてくれると考えている。傲慢。チャレンジしなけりゃ、失敗もない。失敗がなければ、成長もない。自己過信が強まるだけです。以上が、彼が話してくれた内容。

 20代社員たちと話をすると、上司をタテではなく、ヨコの関係だと思っていると感じることはある。平成社員たちは、『友だち親子』と自慢げに親子関係を語る、オトナたちに育てられた世代。親子がヨコの関係なら、上司だってヨコ。本人たちに自覚はなくとも、そんな価値観が刷り込まれたって不思議じゃない。

3 今や怖い上司は絶滅危惧種、年上への敬意は風前の灯

 ちょっとでも厳しく“上から目線”で接すれば、「パワハラする上司とそれに耐える部下」という構図。鬼上司はもはや絶滅危惧種となった。

 だが、「年上には敬意を払うべき」という、世間の暗黙のルールは、“鬼上司”の絶滅とともに、今の社会から消えつつある。

 しかも、部下の世代は、空気を大切にし、“仲間至上主義”で育ってきた世代。彼らは、想像以上に人に意見することを嫌う。彼らは、人を傷つけた経験をほとんどしていない。その結果は、明るく、やさしく、社交的にふるまうことで、周りに受け入れられること。

  彼らは他人の目を気にし、『今あるポジション』から落ちこぼれないために必死。

4 部下が「意思決定に参加できた」と感じることが大切

 Influence At Work――。「職場への影響力があるという感覚」。働く人の心身状態に影響を与える職場の環境要因の一つ。「Influence At Work」は抑うつやバーンアウト、ワークモチベーション、欠勤との関係性が高い。

 「Influence At Work」が、その他の職場のストレスの雨をしのぐ“傘”となり、職務満足感だけでなく、人生満足度も高まる。「職場への影響力があるという感覚」は、労働者にとっても企業にとっても、極めて重要。

 この感覚は、「自分の意見や提案が採用される事実」とは別で、「意思決定に参加できた」という感覚が大切。その感覚と「上司と部下のいい関係性」は密接。

 少々わかりづらいかもしれないけれども、上司といい関係を構築できている部下は、たとえ自分の意見や提案が採用されなくとも、「組織の大切な決定を下すプロセスに、自分も参加している」と認知できる。

5 上司も、部下との関係性を築く努力は必要

 「意見を聞いてもらえない」から上司・部下の関係が悪くなるのではなく、上司・部下の関係が悪いから、「意見を聞いてもらえない」気分になる。

 青年期に、空気を読むことに必死で、仲間とぶつかったり、傷つく経験を避けてきた若い世代は、確固たる自己アイデンティティを確立できないままでオトナになった可能性が高い。するとオトナになってからも、やたらと「自分の存在価値」を確認したがる願望が強くなる傾向が強まる。「意見を聞いてもらえない」彼らはほんのちょっとだけ、「自分の存在意義」を認めて欲しいだけ。

 その「認められたい」という欲求を満たしてあげることが、上司と部下のいい関係につながるのではあるまいか。

 年上がホントに偉いとか、上司が必ずしもエライというわけではないけれど、上司は上司だ。でも、部下は部下であると同時に、1人の人間でもある。「1人の人間として、部下と接してみる」のは、想像以上に難しい。だが、意識して接してみる価値は十分あると思う。
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