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2014年1月15日

5097 私たちは、なぜ天井の形成中に買ってしまうのだろうか

96958A9C確かにこのところ金価格は低下しており、そのグラフの形は30年前のそれに似てきました、鎌田傳さんのブロゴスの記事を興味深く読みました。
私たちは、なぜ天井で買ってしまうのか?:金の大幅下落が教えてくれたことと言う記事です。金は2011年9月6日の高値から38%の下落、30%を超える下げは暴落。2011年に金を積極的に買い、途中で手放すことなく今日まで保有し続けている人たちもいる。実際に天井が形成されている時は、なかなかそれが分からない。

清澤のコメント;今回、金は2005年からブレークしていたのですか?なるほど、2年ほど前に金の買い取りショップが市内に雨後の竹の子のように出来た頃、茶箪笥から古い指輪を見つけては売り、小金を儲けたと燥いでいたあのおばさん達が最も賢かったと言う訳です。なまじ物知り顔のストーリーに載せられて、その御代の人気商品の人気がまだ続くと勝手に信じ込んで買い込み、更に持ち続けてしまう所がアマチュアな訳ですか?
金の生産原価の加重平均は1200ドルあたりだそうですから、このあたりが底値と言う説もあるようですけれど。アフリカの金鉱労働者は悲惨です。金価格が前回のブーム時と同じカーブを描くなら、これからの金の「失われた20年」は長そうです。

以下が記事の要旨です

・魅力的なストーリーに要注意:2007年-2008年の金融危機は金を売り込むための絶好のストーリーとなった。説得性の高いストーリーが流され、「金の目標価格は1万ドル」、という強気意見も発表された。
・次々と現れる新商品: 金の人気化に伴い、大衆を金投資に引き込む新商品ETFが考案された。
・繰り返される歴史: 人気が永久に続くことはない。
・状況の変化に要注意:同じ状況がいつまでも継続することは無い。
・材料の織り込み:私たちの耳に届く時、材料は株価に既に織り込まれている。
・ファンダメンタルズ?: 金の適正価格はどれくらいだろうか。最終的に出される結果は、あくまでも一意見であり絶対的な結論ではない。買いたいという人が現れ続ける限り金価格は上昇する。

ーーー記事の引用ーーーー
記事 鎌田 傳
2014年01月12日 05:17

私たちは、なぜ天井で買ってしまうのか?:金の大幅下落が教えてくれたこと

2011年9月6日の高値から38%の下落となり、金は輝きを失った。20%の下落がベアマーケットなら、30%を超える下げは暴落だ。 — バリー・リットホルツ氏(ritholtz.com)

金が天井を形成している時、全ての人が金を売却したから金価格が下がった訳ではない。言い換えると、2011年に金を積極的に買い、途中で手放すことなく今日まで保有し続けている人たちもいる。

後になって振り返れば、あそこが天井だった、と簡単に分かるが、実際に天井が形成されている時は、なかなかそれが分からない。私たちは、なぜ天井の形成中に買ってしまうのだろうか。金の暴落から、私たちはどんなことを学ぶことができるだろうか。リットホルツ氏は、こんなことを指摘している。

・魅力的なストーリーに要注意: 私たちはヒーローが活躍する物語が好きだ。ウォール街が金融商品を宣伝する場合、必ず用意するのは魅力的な物語であり、金もその例外ではない。金は2005年に既にブレイクアウトしていたが、2007年-2008年の金融危機は金を売り込むための絶好のストーリーとなった。「金は最高の避難場所だ」、「政府が刷り続ける紙幣は信用できない」、と説得性の高いストーリーが流され、「金の目標価格は1万ドル」、という強気意見も発表された。問題は、魅力的な物語には説得力は有っても、それを証明するデータの裏付けが無い。

・次々と現れる新商品: 金の人気化に伴い、ウォール街は次々と金投資に関連した商品を発表した。大成功したのは金のETF、SPDR Gold Shares (GLD)だ。そしてこのETFの成功をキッカケに、こんなETFも誕生した。

(中略)金人気に便乗して、新商品が次々と誕生した。言い換えると、大衆を金投資に引き込むために、新商品が次々と考案された訳だ。

・繰り返される歴史: 金だけに限ったことではない。アップル株、米国債などの例で分かるように、人気が永久に続くことはない。

・状況の変化に要注意: 金融危機、景気の後退が金を買う大きな材料となった。しかし問題は、投資家たちは「金融危機」と「景気の後退」が永久に続く、と信じてしまった。上昇、下降という周期があるように、同じ状況がいつまでも継続することは無い。

・材料の織り込み: プロは現在の株価には、どんなことが既に織り込まれているかが分かる。しかし、マチュアにはそれが分からない。噂、魅力的なストーリー、ニュースなどが私たちの耳に届く時は、それらの材料は株価に既に織り込まれている。

・ファンダメンタルズ?: 金の適正価格はどれくらいだろうか。金利、GDP、企業利益、赤字、雇用状況、インフレ率、と様々なデータをアナリストは分析するが、最終的に出される結果は、あくまでも一意見であり絶対的な結論ではない。極めて簡単な言い方をすれば、買いたいという人が現れ続ける限り金価格は上昇する。これは取引所で取引される全ての物について言えることだ。

(参照した記事: 10 Reasons the Gold Bugs Lost Their Shirts)

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