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2013年12月28日

5054 青色レーザーの眼リスク警告

青色レーザーの眼リスク警告 【米国眼科学会】
眼損傷リスクが高い 2013年12月17日 米国学会短信

 米国眼科学会(AAO)は12月5日、手持ち式の高出力青色レーザー器具を使用すると眼球損傷が頻発する可能性が高いため、これらの機器の使用を阻止するべく政府が介入し、一般社会の意識を改革する必要がある、と結論づけたサウジアラビアの研究グループによる報告を紹介した。Ophthalmology誌オンライン版に掲載(『青色レーザー、黄斑症危険』を参照)。

米国食品医薬品局(FDA)、米国レーザー協会、および米国規格協会は、手持ちレーザー器具を5ミリワット以上の出力で使用すると眼を損傷するリスクがある、という安全性通告を発表。瞬目反射などの生来の眼防御メカニズムは有効に働かず、重度網膜損傷が生じる場合があり、青色レーザー器具を用いた場合は特に危険であることを、複数の研究が示してきた。しかし、低消費電力レーザーポインターに類似するが実際は最大1200ミリワットと高出力である青色レーザー器具は広く販売されている。

 サウジアラビアの研究グループは、レーザー器具による眼損傷の問題が発生した後、このような眼損傷について明らかにするため、2012年1月から2013年1月までに一方の眼に網膜損傷治療を受けた若年男性14人(11‐30歳)の臨床歴を記録。追跡した14人のうち4人に全層黄斑円孔が、それ以外の10人は網膜層の各層での出血、黄斑ひだ、網膜剥離および網膜内空洞の形成などが持続してみられた。自然治癒し視野拡大を得たのはわずか4人(29%)で、10人(71%)が硝子体切除術などによる介入を必要とした。

 本研究を実施したサウジアラビアのKing Khaled Eye Specialist Hospital Collaborative Retina Study Groupは、以下のように提唱している。「高出力手持ちレーザー器具は低出力レーザーポインターとは違うということは、是非とも強調しなければならない。政府はこのような高出力手持ちレーザー器具の輸入禁止、犯罪行為や悪質な行為を取り締まる法の整備、一般社会の意識を高めるためのキャンペーン実施といった措置を取る必要がある。」

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