お問い合わせ

03-5677-3930初診受付

ブログ

2013年12月25日

5038 難治性糸状角膜炎に対する治療の進歩:という記事

5038 難治性糸状角膜炎に対する治療の進歩:という記事
imagesCAET6TYT
難治性糸状角膜炎に対する治療の進歩:という記事が小室青先生(京都府立医科大学)によって書かれ日本の眼科12号38-39ページに出ていました。

 当医院で診療することの多い眼瞼痙攣患者さんではドライアイの合併も多いので、自然と私も糸状角膜炎を診る事もあるのです。数えてもらったらこの1年で糸状角膜炎の診断例はx例ありました(調査中)。

 従来私の見た症例では、点眼麻酔下での綿棒による糸状物の除去、ムコスタを含む点眼で大概は安定を得られておりました。時には涙点プラグも使っております。

小室先生の治療では糸状物の除去はよりマイルドにガラス棒や無鉤攝子でされているようで、ムチンを増やす点眼も積極的には薦めてはおいででは無い様です。参考になりました。

ーーー記事の概略引用ーーーー
概略を採録してみます
1、糸状角膜炎(角膜糸状物)は角膜上皮に連なる構造物。涙液減少型ドライアイ、兎眼、眼疾患術後、結膜炎症、結膜弛緩、固定斜視、糖尿病などの全身疾患に合併。角膜上皮障害と涙液中のムチンの蓄積がメカニズム

2、糸状角膜炎の治療
点眼麻酔後、ガラス棒で擦過除去、または無鉤鉗子で除去。スプリング剪刃で起始部を切除。根治には基礎疾患を治療。
人工涙液およびステロイド点眼、涙液減少型ドライアイでは上下涙点プラグ、治療用コンタクトレンズと防腐剤無添加の人工涙液
ムチン蓄積と炎症増加のためヒアルロン酸は使用に注意
最近のドライアイ治療薬もムチン分泌促進作用のため使用注意

3、難治性糸状角膜炎とその治療
眼瞼下垂、眼瞼内反症、眼瞼痙攣、固定内斜視を基礎疾患とすることがある。
摩擦による上皮脱落機構の障害+低酸素+ムチン蓄積⇒角膜糸状物形成。糸状物は眼瞼に隠れている
眼瞼手術やボツリヌス治療が有効との報告もあると。

4、まとめ
難治性の場合、眼瞼疾患が関与していることがあることを念頭に。
ーーーーー

Categorised in: 未分類