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2013年12月20日

5019 「月が二つに見える」治療必要?と言う記事が出ていました。

無題「物が二つに見える」治療必要? 福井新聞:ふくいのドクター相談室と言う記事が出ていました。
 
 相談者は80歳のご高齢の男性です。発症は何時からとも言わず、視線がどちら向きで強いとも言ってはいません。また傾いて見えるとも上下にあるいは左右にずれるとも言ってはいません。この回答者は単眼性複視と両眼性複視を説明し、両眼性複視ならば総合病院への受診を薦めるという内容です。

 それはそれでよいのですが、月の事を論ずるのですから遠方視で複視を感ずるのですから開散麻痺なのでしょうか?それとも外転神経麻痺?

 それにしては、無限遠方の月が半分重なって見えるというのですからそのずれはごく僅かです。月の視直径は、腕を伸ばして(約50cm)持つ五円玉の穴(直径5mm)の大きさとほぼ同じであるということで、その月の直径は30分(1度の2分の一)です。その半分ならずれはわずか4分の一度(15分)。これだけのわずかなずれであれは、ヘスチャートでも記録できない程度の物でしょう。或はそのずれが存在したとしてもカバーテストでは検出できない程度の物でしょうし、或は両眼視状態では融像によって解消されてしまうでしょう。

 と言うことは、このずれは多分単眼複視であるということにはならないでしょうか?であれば、この紳士の訴える複視は白内障か何かではなかろうかと清澤は想像してみました。いかがでしょうか?

ーーー記事の引用ーーー

「物が二つに見える」治療必要? 福井新聞:ふくいのドクター相談室

(2013年12月19日午前8時11分)
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 月を眺めると、半分くらい二つに重なって見えます。街灯も、それぞれ2本に見えるので気になります。原因として、どんな病気が考えられるのでしょうか? 治療が必要か、車を運転してもいいか、日ごろの生活の注意点を教えてください。(あわら市、80歳男性)

【お答えします】松村健大福井大医学部眼科助教

!複視には単眼と両眼がある

 物が二つに見えることを「複視」といいます。複視にはさまざまな原因がありますが、おおまかに単眼複視と両眼複視に分けられます。

 単眼複視は片目で見たときに物が二つに見える状態です。まず右目を閉じてみてください。もし複視があれば、開いている左目の異常の可能性があります。逆に、左目を閉じたときに複視があれば、右目の異常が考えられます。

 この片目だけで見たときに存在する複視が単眼複視です。原因としては、乱視などの屈折異常や、白内障などの疾患が考えられます。この場合、治療で改善が期待できる場合がありますので、眼科を受診するとよいと思います。

 次に両眼複視について説明します。これは片目で見たときは一つなのに、両目で見たときだけ二つになる複視のことです。右目と左目で違うものを見ている、つまり目の位置にずれ(斜視)があるときに存在する複視といえます。

 脳から出ている神経は、目を動かす筋肉を制御しています。その神経の働きが十分でないと、両目を協調して動かせず、斜視になって複視が生じます。原因は多種多様ですが、腫瘍や血管障害、炎症などの頭部の病気、けが、全身疾患などが考えられます。

 原因を調べて治療するには、目の検査だけでなく、頭部の画像検査などが必要になる場合があります。脳神経外科や内科、眼科などがある総合病院を受診される方がよいかもしれません。

!治療で症状緩和 生活改善も

 また、急に複視が出てきたり、他の症状(ふらつく、まぶたが下がる、瞳孔の異常など)もある場合は、急いで治療しなければならない病気もあるので、早めの受診をお勧めします。

 自動車の運転についてですが、普通免許は両眼で見て矯正視力が0・7あればよいことになっています。しかし、物が二つに見えるという症状があれば、運転は危ないと思いますのでお勧めできません。また、普段の生活でも不自由を感じていると思います。

 原因によって治療は異なりますが、症状が少しでも緩和されれば、日々過ごしやすくなると思います。ぜひ、この機会に病院で相談してみてはいかがでしょうか。

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