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2013年12月7日

4971:40歳過ぎたら眼科検診を 意外と多い緑内障の発見。の記事紹介です

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40歳過ぎたら眼科検診を 意外と多い緑内障の発見。放置すると失明も:という記事が日経プラスワン(2013/11/30)に出ています。大変参考になる記事ですから要点を採録しておきます。この記事の読者に(検診)と(健診)の違いがご理解いただけたかどうか?

ーーー記事の要点ですーーーー
 「見える」を脅かす病気は気づかないうちに進行することが多い。その多くは眼科検診を定期的に受ければ早く発見でき、治療を始められるものだ。特に40歳をすぎたら、ぜひ1年に1回、眼科検診を受けておきたい。

 Aさん(69):眼科を受診。担当医が発見したのは「網膜裂孔」。自覚症状なし。レーザー治療。ーーー「気づかず放置していたらと思うとぞっとした。あのとき検診を受けてよかった」と振り返る。

 目の状態が良くないと感じている日本人は5割以上。「包括的眼科検診を全く受けたことがない」と回答した人は72%。他の先進国に比べて際立って高い数値。

●「視力のチェックに来た人に緑内障が見つかるといったケースは少なくない」「目は2つあり、片方が不調でも反対側の目がカバーする。脳も見えない部分を補正してくれるので、病気を自覚しにくい」例えば緑内障、「検診で初めて発見できた患者が多い」。日本人の失明原因トップの緑内障は実に見つけにくい病気。

●加齢黄斑変性も気づかないうちに進行する。ものがゆがんで見えるほか、視野の欠損、視力低下がおきる。

●飛蚊(ひぶん)症。視野の中に小さなゴミのようなものが飛んで見える症状で、多くは生理的な現象だが、中に網膜剥離の場合もある。(難波院長)

■「眼科ドック」も:発見が遅れれば失明のリスク。検診で発見できれば治療が可能。

 「検診を断る病院はない。年1回は眼科で検診を受けてほしい。」 近い眼科で定期的に目をチェックしてもらおう。

 眼科検診では、問診に続いて視力検査、屈折検査、眼圧検査、眼球の前の方や眼底を検査する。「こうした検査で異変がわかれば、視野検査や網膜の様子を詳しくみる検査をする」(秋山院長)。費用は自己負担3割の人で3千円程度。検診の費用を補助する自治体もある。

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 最近は、「眼科ドック」を用意している病院もある。お茶の水・井上眼科クリニック(東京都千代田区)も昨年5月から眼科ドックを開始。利用した250人のうち12%は再検査が必要と診断された。最も多かったのが緑内障の疑い)「失明は生活の質を著しく低下させる。特にリスク要因の高い人(表参照)はドックや検診を上手に利用してほしい」。(井上眼科病院の井上賢治理事長)

(ライター 藤原 仁美)
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清澤のコメント:

東京眼科医会の学術部委員に加えていただいたころ、その会議では「患者さんの訴えを解消する目的を持って目の健康を確かめる眼科検診(検診)と、異常の訴えがない集団の健康を診断する健康診断(健診)とは違うという所からおしえられました。

逆説的な言い方で恐縮ですが、「国民健康保険診療」では学校で行う健診のような全く病気の疑いがない人々への画一的な健康診断や、入社のための健康診断書作成を保険診療で行うことは禁じられていて、それにかかる医療費は100%が私費となります。その結果出てくるのが私費で行われる眼科ドックというわけです。

しかし、飛蚊症でも、ぼやけでも、乾きでも、近視でも、疲れ目でもそれこそなんでも、何らかの本人に不安な自覚症状を持っていればそれはすでに「眼科の診療」ですから各医院とも高齢者なら10%、その他一般は30%の負担でOKなのです。

というわけで、定期的に眼科の検診(健康診断ではありません)を受けに来てくださることを全ての眼科医がお待ちしております。

(紹介状のある難治疾患患者を診る事で忙しい大学病院や大病院は、スクリーニング目的の患者さんには向かないかもしれません。)

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