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2013年11月24日

4929 仕事の流儀で宮崎駿監督の話を見ました。

mmi_ytok_09引退会見の宮崎駿監督
秋田からの帰途、その晩に行き着ける限界が仙台でしたので仙台に投宿し、テレビを入れたらNHKでは「仕事の流儀 宮崎駿」をやっていました。私は、テレビを普段の生活の中においていないので、たまに見るテレビ番組は新鮮です。

アニメの総監督と言うのは4秒程度のカットでも登場人物の動きや表情、服装や持ち物についてまでこまごまと修正をし、2年もかかって作品全体を完成させるのだそうです。
ベネチア映画祭にも監督は出席を断念したということでしたから、何か重篤な疾病でもお持ちなのかと思っておりましたが、そのようなことは番組では触れられてはおらず、75歳と言う年齢に伴って、集中力が続かないということを述べておいででした。
 番組では幼稚園の児童たちとの接触も素敵でした。映画のカットでは愛する女性との再会場面等に彼のロマンチストである場面が良く現れており、75歳までを駆け抜けるその強い意志に励まされました。

—以下はNHKの番組の概要です。—
大事なものは、たいてい面倒くさい
宮崎のアニメーション作りは2年に及ぶ長丁場だ。300人に及ぶスタッフを動かしながら、1500に及ぶカットを1カット1カット仕上げ、完成へとにじり寄っていくその行程を、宮崎は“レンガ積み”に例える。

全作業の根幹となるのは、宮崎の書き下ろす“絵コンテ”。キャラクターの動きやセリフ、背景などを精緻に書き込んだ、いわばアニメーションの設計図だ。この絵コンテをもとにアニメーターがキャラクターなどの動きをつけ、美術が物語の舞台を描き、世界観を作り上げていく。さらに、キャラクターなどの色を決める色彩設計や撮影といった業界屈指のスタッフが宮崎アニメを支える。
そんな彼らを2年間、最前線で指揮し続ける宮崎が日夜漏らす言葉がある。それは、

「面倒くさい」。

アニメーション制作は、実写と異なり、すべてを“無”から生み出さなければならないため、風に揺れる草の1本1本まで描かなければならない。しかも少しでも手を抜こうものなら、それがスクリーンであらわになり、作品の品位をおとしめる。宮崎は、アニメーターが描いた絵を手直ししながら、四六時中、「面倒くさい」「面倒くさい」と漏らし続ける。だがその裏に、宮崎が70歳を越えてたどり着いた境地が上記の流儀だ。

「面倒くさいっていう自分の気持ちとの戦いなんだよ。何が面倒くさいって究極に面倒くさいよね。『面倒くさかったらやめれば?』『うるせえな』って、そういうことになる。世の中の大事なことってたいてい面倒くさいんだよ。面倒くさくないところで生きていると、面倒くさいのはうらやましいなと思うんです」。
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堪(たふ)る限りの力を尽くして生きる
宮崎は机に向かっている際、激しく貧乏揺すりをしていることがままある。聞けば、無意識ではなく、敢えてみずからにムチ打って急き立てるためにやっているのだという。
70歳を越えてなお、朝から晩まで机にへばりつき、鉛筆を握り続ける。アニメーションはまさに体力勝負だ。「風の谷のナウシカ」以来、「これが最後」と宮崎はたびたび口にし続けてきたが、新作「風立ちぬ」の現場はかつてないほど過酷なものとなった。

制作途中には、原因不明の体調不良にも悩まされた。プロデューサーの鈴木敏夫はじめ、周囲からは休みを取るように勧められた。それでも宮崎が現場から離れることはなかった。「くたばっても絵コンテだけはできていたっていうふうにしないとみっともない」。映画監督としての執念そのものだった。

そんな宮崎が映画作りを通じて、テーマとしていた言葉がある。それは、

「堪(たふ)る限りの力を尽くして生きる」。

新作「風立ちぬ」は、日本が戦争へと突き進む中、主人公・堀越二郎がみずからの仕事と妻との生活に全力を尽くして生きようとする姿を描くものだ。その生きた姿を本当に描くためには、みずからもまたこの面倒くさい日常を前に、決して膝を折ることなく、全力を尽くして生きなければならない、と宮崎はみずからに課しているかのようだった。映画に刻まれた、力を尽くして生きる二郎の姿は、宮崎そのものでもあったのだ。
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清澤のコメント:上のお話に少し調べて何を足そうか?と思いましたら、 2013年11月20日 に映画「夢と狂気の王国」公開記念鼎談:と言うのが出ておりました。

mmi_ytok_10砂田麻美と言う女性監督は、自分の父親の最期をみとったドキュメンタリー「エンディングノート」の監督ですよね。飯田橋あたりの総武線車内で自己紹介を始める場面と、最後の上智大学のチャペルからの霊柩車が印象的でした。素人の発言で恐縮ですが、一発ではなく、次が作れるということは本物でしょう。屹度見に行きます。

ーーこのブログで取り上げたスタジオジブリ関連の記事です:これはもうジブリ中毒ですねーー

風立ちぬ(宮崎駿監督)の観賞録:

4615 風立ちぬ:見てきました 2013年08月04日(⇒リンク

4621 風立ちぬ:見てきました。 主題歌はユーミンの「ひこうき雲」 2013年08月06日 ⇒リンク

4579 宮崎駿監督の引退表明に世界が震撼しています2013年09月02日 。(⇒リンク)

3216 スタジオジブリのアニメーションは子供と見るのには最適な作品群(千と千尋の神隠しなどの観賞録です 2012年04月06日 
)⇒リンク

4625 ツイッタータイムラインでのバルス祭りの瞬間だそうです 2013年08月07日 。(⇒リンク)天空の城ラピュタ関連の記事です

エンディングノート(砂田麻美監督)の観賞録:2012年03月18日 
3156 映画エンディングノートを見てきました。(第2版)⇒リンク

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