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2013年11月22日

4923 「夫婦善哉」を読みました

夫婦善哉を読みました
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きっかけは下に採録したニュース記事です。上の写真は現在このおたふく人形を所蔵する美術館のHPのもの。夫婦善哉とはどのような小説なのかと思い、文庫本を購入して、この一日の東京ー秋田ー仙台-東京の車中でほぼ読み終えました。(現在、上野駅で8時12分)

 小説で読むうちでは、こんなだらしない放蕩息子に感ずるのはただ嫌悪感のみ。今日の平成の御代では切り捨てられるべき典型的な人々であり、実際にも切り捨てられてゆきそうな人物像の典型と言った印象でした。しかし考えてみれば、この作者オダサクは、この二人に限りなく優しい目を向けておりました。文庫本ではふたりで。善哉を食べたというところで、めでたさも中ぐらいの所で話は終わっています。
無題
 NHKでもこの小説はドラマ化されていたようです。再放送も時事なされているようですが、お蝶さんをこの様な美人女優が演じると画面全体の色合いが変わるという印象です。尾野真千子さんは(2010年09月21日)「1675 原田芳雄と尾野真千子が出る「火の魚」NHK広島:を見ました。」(⇒リンク)でも取り上げました。原田義男亡き今も、今や押しも押されもせぬ大美人女優です。

img_1563091_53009607_0(映画 淡島千景、森重久弥バージョン) 普通の社会ですと、「水商売の性悪女」と言う「芸者」に対する偏見も少なからずありますが、貧しくも明るく生まれた女性が踊りや唄を身に着けて芸子に育て行く、と追ってゆけば、初めからそんなに敵視しなくてはいけない存在でもないのかとも気づかされます。

 NHKのHPによれば小説には続編もあるそうです。テレビドラマで見るもよし、本でこの時代を観ずるもよし、一度この時代の雰囲気をお試しください。、

ーーー暫く前のニュース記事ですーーー
「夫婦善哉」のお多福人形、にっこり久々里帰り 大阪
写真:久々の里帰りに顔をほころばせているような、やさしい笑顔の「お多福人形」=大阪市中央区

 【柏崎歓】大阪・法善寺で明治期に創業したぜんざい店「夫婦善哉(めおとぜんざい)」の店頭にかつて飾られ、作家・織田作之助(1913~47)の同名の小説にも登場する「お多福(たふく)人形」が、数十年ぶりに大阪に里帰りした。織田の生誕100年を記念して大阪歴史博物館(大阪市中央区)で25日から始まった企画展で展示されている。

 「オダサク」の愛称で親しまれる織田の「夫婦善哉」は、だらしのない若旦那としっかり者の芸者が主人公。駆け落ちして苦労を重ねた末、お多福人形が据えられた店で、1人前が2杯のわんに入れられたぜんざいを仲良くすする場面で終わる。

 お多福人形は木製で、高さ約60センチ。1883(明治16)年に店を開いた創業者が、江戸中期の作とみられる人形を古道具屋で購入。「お多やん」の愛称で親しまれたが、第2次大戦の頃に店頭から姿を消して所有者を転々とし、30年ほど前からは富山県朝日町の百河豚(いっぷく)美術館が所蔵していた。

 美術館の理事長でふぐ料理店「太政」(大阪市中央区)を経営する岸岡幸雄さん(61)は「織田さんもこのお多福さんを見て、ぜんざいをお食べになったんでしょう。久々の里帰りで、お多福さんも喜んでいるのでは」。

 企画展「織田作之助と大(だい)大阪」は10月18日まで。
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