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2013年11月20日

4918:若田宇宙飛行士、NASAの実験の一環で眼圧検査を実施;だそうです

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若田宇宙飛行士、NASAの実験の一環で眼の検査を実施(2013年11月14日)

 宇宙航空研究開発機構による宇宙飛行士によるISS長期滞在に関するプレスリリースによれば、若田光一宇宙飛行士はNASAの実験の一環で眼の検査(眼圧測定)を受けたそうです。宇宙での長時間の滞在後に眼の不調を訴える宇宙飛行士がいたため、今回は目の検査の一環として眼圧の測定がなされたということです。重力に依存する眼圧測定装置は使えませんが、トノペンでも使って測定は行われたのでしょうか?果たしてどのような結果が予想されていたのでしょうか?

ーーー記事の引用ーーー
若田宇宙飛行士、NASAの実験の一環で眼の検査を実施(2013年11月14日)

写真:「きぼう」で作業する若田宇宙飛行士
「きぼう」で作業する若田宇宙飛行士(出典:JAXA/NASA)

11月13日、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在する若田宇宙飛行士は、NASAが実施するOcular Healthと呼ばれる眼の機能障害を調べる実験を行いました。

これまでISSに長期滞在した宇宙飛行士の間で、視覚に変化が生じた事例が見られたことから、Ocular Healthは、その根本的な原因を調べて対策を開発するために行われています。

若田宇宙飛行士は、マイケル・ホプキンス宇宙飛行士の助けをかりてトノメーター(眼圧測定器)で自身の眼を検査しました。

この日、「きぼう」日本実験棟では、今後行われる予定の実験の準備作業も行われました。

ISSでの滞在を始めたばかりの若田、ミハイル・チューリン、マストラキオ宇宙飛行士は、ISSでの生活と仕事に慣れるための時間も取りました
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清澤のコメント:似たような実験をした文献を探してみました。相したら、IOVS48:1622 -6、(2007)に、高高度で眼圧はどうなるか?と言う研究がありました。Somner JEらの実験で、76人の平地の住人を標高5200メートルに連れてゆき一週間の眼圧と角膜厚の変化を見ています。その結果、眼圧は一旦有意に上昇し、時間とともに元のレベルに戻ったそうです。高高度での眼圧は急性高山病(AMS)や高高度での網膜症( HAR )の症状を起こさなかったとしています。高所への急性の暴露は眼圧の統計学的に有意な、しかし臨床的には重要でない上昇を引き起こし、この知見は、部分的には角膜厚の変化​​によって説明することができるとしています。またこの高眼圧は高高度に長時間さらされると、基準値に戻るそうです。高い標高での眼圧の変化は急性高山病(AMS)や高高度網膜症( HAR )の発症をきたさない。
 この実験では、気圧が低下せず一定に保持されているであろう宇宙船内ではどういう違いがあるのか?と言うのが今回の実験の見どころであるようです。

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