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2013年11月20日

4917 目で見て不調のサインをチェックしよう (さわやか冬号から抜粋)

4917 目で見て不調のサインをチェックしよう (さわやか冬号から抜粋)
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目で見て不調のサインをチェックしよう
 「目は口ほどに物を言う」ということわざがありますが、目には感情だけでなく体の病気や疲労が映し出されることがあります。日ごろからチェックするくせをつけ、不調のサインを見逃さないようにしましょう。

清澤眼科医院 清澤源弘 医師 (インタビュー記事です)

○まずは知っておこう!
 ヒトの目の眼球の大きさは、成人で直径約24㎜。白目の部分は「強膜」と呼ばれ、目の中では最も丈夫な膜です。黒目の部分は光の量を調節する「虹彩」の働きにより、中央の瞳孔の大きさが変化。この瞳孔は光の明暗だけでなく、興奮すると大きく、眠くなると小さくなるなど、心身の状態によっても大きさが変化します。
目やまぶたは粘膜がそのままさらされており、体調や血流の変化が現れやすいといえます。一方で、常に乾燥や刺激を受けやすい状態であるため1分間に約20回のまばたきを行い、涙や油分によって眼球表面を潤し、乾燥から守っているのです。

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○白目の出血は体のSOSサイン?
 目を開いたとき、その表面は「結膜」という透明な薄い膜で覆われています。そこには血管が多数存在し、目の病気だけでなく体の病気や体調不良が影響して、出血や充血を起こすことがあります。出血は血管が破れ、結膜の下に血液が広がった状態。充血は血管が炎症で拡張した状態です。
 結膜の出血は目に物があたった場合などを除き、基本的に痛みやかゆみといった自覚症状はありません。くしゃみやせき、疲労、お酒の飲みすぎなどさまざまですが、日が経つと赤みは引きます。ただし、頻繁に起こるような場合には、動脈硬化、高血圧、糖尿病、腎炎など全身の病気のおそれもあるので、注意が必要です。

○吐き気と片目の充血は失明のおそれも
 目の病気で代表的なものに結膜炎があります。その原因はウイルスの感染(流行性角結膜炎)や細菌性、花粉症などのアレルギー等によるもので、充血に加え、目の痛みやかゆみ、まぶたの裏の異物感などの症状が現れます。また、パソコンや携帯電話の画面を凝視して、まばたきが減ることで起こるドライアイも結膜充血の原因になります。涙の分泌量自体が減って起きている場合には、シェーグレン症候群などの自己免疫疾患の可能性もあります。
 また、高齢者で急に吐き気や頭痛を伴う片目の充血が起きたら急性緑内障発作の疑いがあります。急速に視野が悪化し、失明するおそれもあります。
目に現れる症状は、ほうっておくと重症化するものもあります。そのため、見え方や目の色に変化はないか、日ごろから意識して観察することが重要です。

○傷つきやすい目はこまめなケアが大切!
 パソコンや本などを長時間見ていると、焦点を合わせるため筋肉が緊張し、眼精疲労につながります。日ごろから定期的に休憩をとる、目薬をさす、蒸しタオルで温めるなど、こまめにケアすることが大切です。
 特にコンタクトレンズを使う人は注意が必要で、誤った使い方をしたりサイズなどが合わないものを使用すると、角膜に傷がついて視力に影響を及ぼすおそれがあります。装着時間・使用期間を守り、毎日こすり洗いを行うなど使用上の注意点は必ず守り、半年に1回は定期検診を受けましょう。また使っていて違和感・痛みを感じたら、必ず眼科を受診してください。
 
○目に現れるサイン
●白目が黄色い
⇒ 「黄疸症状」といわれ、胆石、胆のうがん、肝炎、肝硬変などの全身の病気により、現れることがある。
●まぶたの裏が白い 
⇒ 通常、まぶたの裏はピンク色をしているが、貧血があると白っぽくなる。
●まぶたの縁がはれる
⇒ いわゆる「ものもらい」。疲れや寝不足が続くとできやすいが、高齢者は同じ場所に繰り返しできたり、治りが悪い場合はがんのおそれもある。
●まぶたが下がる・開きにくい
⇒ 「眼瞼下垂」や「眼瞼痙攣」と呼ばれ、老化やハードコンタクトレンズの障害でも起こるが、筋無力症などの全身の病気の疑いもある。
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清澤のコメント
これは「さわやか 2014年冬号の「体が健康のバロメーター」から抜粋し採録したもので私があらかじめ多少の準備をしてインタビューにお答えした内容を、旧知の記者の新井貴さんが記事にしてくださったものです。
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[さわやか]は社会保険研究所が発行する雑誌で、社会保険研究所のHPによると、◆健康づくりと暮らしに役立つ知識・情報と、カラフルな誌面、読みやすいレイアウトで提供しています。タイトル・本文等の一部を差し替え、健保だより等の機関誌としてもご活用いただいております。◆A4判等、独自判型の制作も承ります。とのことです。

いよいよ寒い季節がやってきました。皆様、お体大切にお過ごしください。

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