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2013年11月5日

4870 怖い「眼の病気」の早期発見&予防法をお教えします! 2013年10月28日放送から

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2013年10月28日放送の主治医が見つかる診療所(番組ホームページ
早期発見プロジェクト第3弾 気付かない眼の病気
気が付かないうちに進行する失明の危機!

怖い「眼の病気」の早期発見&予防法をお教えします! と言う番組があったようです。
その筆頭に、最近こんな事ありませんか? 7つのチェック項目と言う話題があったということなので、その問答部分を切り取って採録いたします。

Q1 対向車のヘッドライトが非常に不快だ
Q2 化粧が濃いと言われる
Q3 歩く速度が遅くなった
Q4 よく眠れない
Q5 忘れ物が増えた
Q6 よく人にぶつかる様になった
Q7 コップにお茶が上手く注げない時がある
◇この7つの項目が1つでも当てはまる場合は、将来失明の危機がある、眼の病気の可能性あり! と言う訳です。

1、白内障
白内障とは 水晶体が白く濁ってしまう病気。
白内障による失明率は約3.2%。
失明を避けるには手術が必要だが、末期まで放置してしまうと手術が難しくなってしまう。
主な原因は老化とされているが、早い人では40代から発症するとも言われている。

※7つのチェック項目の内、Q1〜Q4の4項目が白内障を発症した時に起こりやすい症状
[各項目の解説]

Q1 対向車のヘッドライトが非常に不快だ
…水晶体の濁った部分で光の乱反射が起き、光を眩しく感じてしまう。
Q2 化粧が濃いと言われる
…水晶体が変色すると、色の感覚が変わる。
 色がはっきりと分からないため、女性なら化粧が濃くなる。男性ならネクタイが派手になる事がある。
Q3 歩く速度が遅くなった
…見にくくなると運動量が減り、歩行速度も遅くなる。
Q4 よく眠れない
…眼は体内時計を合わせる為に重要な働きをしている。
 人は、太陽光などに含まれる、ブルーライトが眼に入る事によって、昼や夜などの認識をしている。
 白内障になると、ブルーライトの入ってくる量が極端に減ってしまうため、
 体内時計がおかしくなってしまう事がある。
 その為、よく眠れなくなる人がいる。

草野ポイント(1)
・白内障は若くても様々な原因で発症する事がある。
・老眼とも間違えやすいので注意が必要。

2、緑内障

(慶応大学主任教授の)坪田医師の解説では、
年間で失明している人は、約1万5000人とも言われる。
ほとんどの、失明の危機がある眼の病気は、高齢の方に起こる事が多い。しかし、若い人に起こるものもある。

●7つのチェック項目の内、Q5〜Q7の3項目が緑内障を発症した時に起こりやすい症状

Q5 忘れ物が増えた
…視野が欠けている場所に物を置いていると、見えていないため、忘れてしまう。
Q6 よく人にぶつかる様になった
…一部視野が欠けていると、実際にそこにある物を認識できないため、ぶつかってしまう。
Q7 コップにお茶が上手く注げない
…片目に緑内障を発症した場合、遠近感がなくなってしまうので起こる可能性がある。

※自覚症状が出てから病院に行ったのでは遅い。
 40歳以上になったら、眼科の専門医の診断を1度は受けておくと良い。

草野ポイント(2)
緑内障の発症に気付かない理由は、症状の進行が遅い事と同時に、脳が見えない部分を自然と補ってしまうから。

3、 加齢黄斑変性
Q5-Q7は加齢黄斑変性でもイエスになることがある

Q5 忘れ物が増えた
…アルツハイマー症と加齢黄斑変性は、発症のメカニズムが似ていると言われており、
 同時に発症する方もいる。
Q6 よく人にぶつかる様になった
…片目に発症した場合、遠近感が取れなくなる為。
Q7 コップにお茶が上手く注げない
…Q6と同様
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清澤のコメント:
この番組も中高年の眼に起きる3つの問題、つまり白内障、緑内障、加齢黄斑変性を的確に取り上げていたようですから、この番組を見たという患者さんがしばらくは増えそうな気がします。
そのような場合には、視力、眼圧、細隙灯検査、眼底検査を進め、必要に応じて視野も測定することになるでしょう。視野検査は特殊な機械を使い、時間も15分ほどかかりますから、当医院では外来の混みようによっては数日後の予約でと言うことになるかもしれません。
忘れ物が増えたと言う項目で「アルツハイマー症と加齢黄斑変性は、発症のメカニズムが似ている」と言うのは、いずれもアミロイドβが蓄積する点が共通であるということに着目した発言であって、それ自身は正しい着眼点であると思います。これに関しては当ブログでも最近はしばしば取り上げています。しかし、疫学的にアルツハイマー症と加齢黄斑変性が同時に発症する頻度が高いというところまでの実証はまだないように思います。ですから、今のところでは加齢黄斑変性になったからと言って認知症になることを恐れる必要はないでしょう。

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