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2013年11月4日

4864 糖尿病視神経乳頭症Diabetic papillopathyとは

diabpbDiabetic papillopathy糖尿病視神経乳頭症は比較的予後が良いですが視力低下を引き起こす糖尿病に伴う視神経疾患として知られていました。しかし、それに対する良い治療法は示されてはいませんでした。その疾患を調べてみましたら、硝子体内への抗VEGF抗体注射と球後へのステロイドの局注が薦められるという記事がありました。ので引用しておきます。(図はコロンビア大学のページから借用
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著しく腫脹した視神経乳頭を示す糖尿病視神経乳頭症。

(ユタ大学のページを参考に)
糖尿病視神経乳頭症は、糖尿病の患者に時々見られる視神経症です。それは稀で、古典的な特徴はタイプ1糖尿病の若い成人に見られます。その発生はゆっくりとしたものであって、徴候は通常は軽微です。その所見は、通常は単眼性で、両眼性のこともあります。それは無症候性の患者の中から偶発的に見つかるかもしれません。視力は、わずかに拡大した盲点と共に、あるいは異常な盲点なしで、しばしば低下しますが、時にはは正常です。
視神経円板腫れ物は膨らんだ水上艦艇と共に著しくなりえます。糖尿病の黄斑浮腫の症状は多くの場合は存在しています。病因は未知です。糖尿病視神経乳頭症と糖尿病性網膜症あるいは血糖コントロールの間の関連は実証されてはいません。おそらく低酸素症は関係があると思われます。糖尿病視神経乳頭症は、前部虚血性視神経症(AION)の一型であると考えられます。しかし突然発症する動脈炎型の虚血性視神経症とは回復の悪さや、視力低下の程度が全く違います。

ーーー記事の概要ーーーー
現代の糖尿病紀要2011年 5月;7(3):171-5。
糖尿病視神経乳頭症:
Giuliari GP、Sadaka A、Chang PY, Cortez RT カラカス、ベネズエラ。

アブストラクト
Diabetic papillopathy, another potential ocular complication from diabetes,

糖尿病は増加を続けている世界的な病気です。この疾病を持った患者は増殖性糖尿病網膜症と黄斑浮腫のような視力を脅かす多くの視覚的な合併症を含む様々な健康状態で現れます。糖尿病視神経乳頭症(糖尿病から起きる別の潜在的な視覚の合併症)は、症状が一定でおさまる疾患であり、タイプ1およびタイプ2糖尿病患者の両方に影響する両側性の疾患です。糖尿病視神経乳頭症は、視神経頭やそのまわりの血管からの漏出および視神経繊維の軸索浮腫によって引き起こされた視神乳頭の浮腫が特徴です。時によっては、それには網膜内の出血と硬性白斑を伴うかもしれません。 糖尿病視神経乳頭症は、一般医穏やかな傾向があり、通常はよい視覚的予後を伴います;しかしながら、永続する視力障害に発展することがあります。

病因の主要な部分は未知のままです。しかし、小さなカップ/ディスク比(小さな乳頭陥凹)との関連が知られていて、血糖コントロールで迅速な消褪が見られます。糖尿病視神経乳頭症への有効な治療はありません;しかしながら、最近の症例報告では、ベバシズマブ(Avastin)(加齢黄斑変性症と増殖性糖尿病網膜症に関連した脈絡膜新生血管膜のような視覚に関連する血管増殖性疾患の治療のために使用される有力な単クローン抗体)と同様にコルチコイドの眼球後部への局注により、良い結果が報告されています。
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清澤のコメント:再来週の糖尿病の神経眼科症状という講義の準備をしています。
注:関連項目のウォルフラム症候群は「4138 Wolfram症候群 (ウォルフラム症候群) DIDMOAD」をご覧ください。
これは若年性の糖尿病+視神経萎縮+難聴の組み合わせです。

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