お問い合わせ

03-5677-3930初診受付

ブログ

2013年10月8日

4790 富士通らくらくホンに見る高齢者に使いやすいUIのあり方:という記事

campaign06富士通らくらくホンに見る高齢者に使いやすいUIのあり方:という記事がブロゴスに出ています: その視覚に関連した部分の要点を紹介いたします。

視覚機能の低下では1)老眼による近視力の低下、2) 暗順応の低下、3)視野の狭まり 、4)短い波長の色(青、緑)の感度低下 が重要なのだそうです。

わたくしも、自分のノートパソコンを使うときには150から200%にして使っていますので、2倍のフォントが必要という指摘には至極同意できます。でもあまり拡大すると動画のコントロール部分などは画面からはみ出してしまい、制御できなくなります。

また、調節が追い付かない場合でも文字がつぶれてしまわないフォントが良いという指摘にも大賛成です。

ーーー以下がこの記事の視覚関連部分の要点ですーーーーー
高齢者にも使いやすい携帯電話といえば、富士通のらくらくホンシリーズが有名だが、総務省のICT超高齢社会構想会議の第4回WGにて、富士通研究所の石垣一司氏が高齢者のICT活用について 富士通(研究所)の取組ご紹介と題し、同社の取り組みの紹介を行っている。

非常に示唆に富んだ良い資料であるので、本エントリでは同資料を引用して、高齢者に使いやすいUIの勘所について考えてみたい。本エントリ内の図表は同資料からの引用である。

1)加齢に伴う身体機能の低下

加齢に伴い身体能力が低下することは誰もが体感することだが、具体的には次のような形として現れる(高齢者にとってのユーザビリティ)。

視覚機能の低下
 老眼による近視力の低下
 暗順応の低下
 視野の狭まり
 短い波長の色(青、緑)の感度低下

聴覚機能の低下 高い周波数帯の感度の低下

知覚機能の低下 奥行き知覚の不正確さ

反応時間の低下 全般的な遅延

注意機能の低下 選択的注意機能の低下

記憶機能の低下 作業記憶能力(認知的処理能力)の低下

上記と項目は若干異なるが、労働科学研究所の調査によれば、若い時の能力との対比としては次のグラフのようになる。UIと強く関連する項目の中では、視力、聴力、記憶力、学習能力、運動調整力などの低下が大きいことが分かる。高齢者向けのUIの設計においては、この事実を強く意識する必要がある。
fa471b21

2)視覚機能の低下への対応

高齢者用のインタフェースでは文字サイズを大きくしなければならないということはすぐに思いつくが、ではどの程度の大きさがあればよいのか、また、文字を大きくすればそれで良いのか、という問いに対しては答えが用意されている。

年齢を問わず最小可読文字サイズの2倍あれば読みやすく、2.5倍ほどあれば非常に読みやすいことが実験的に知られているが、高齢者の場合には、若年層に比べてさらに2倍の文字サイズが必要となる。可読文字サイズ推定 - 高齢者・障害者の感覚特性データベースでは、スライダを操作してターゲットの年齢層における読みやすい文字サイズを示してくれるので一度試してみると良いだろう。

文字サイズだけではなくコントラストや文字間隔、行間なども若年層の感覚とは異なってくるため、十分なコントラスト、余白が必要となる。上図にあるように、高齢者が見ると細かな文字はぼやけて知覚されるので、コントラストが失われて、文字間隔が狭くなってしまう。若年層には全く気にならない背景色や文字詰めが高齢者の利用の妨げになっていることもあるので、デザイン時には十分な配慮が必要だ(色覚異常に対する配慮も別途必要となる)。
a885c5a8
先ほど挙げた高齢者・障害者の感覚特性データベースでは、視覚、聴覚、触覚などにおける高齢者・障害者の感性特性をインタラクティブに調べられるようになっている。関心のある方はご参照頂きたいが、普通は「2倍の文字サイズではっきりくっきり見えるように」と意識しておけばだいたい間違いない。

ーーーーーー
出典はこちらです:http://blogos.com/article/71077/

ICTとは
:ICT(Information and Communication Technology)は「情報通信技術」の略であり、IT(Information Technology)とほぼ同義の意味を持つが、コンピューター関連の技術をIT、コンピューター技術の活用に着目する場合をICTと、区別して用いる場合もある。国際的にICTが定着していることなどから、日本でも近年ICTがITに代わる言葉として広まりつつある。

UIとは
:ユーザインタフェース (User Interface) は、機械、特にコンピューターとその機械の利用者(通常は人間)の間での情報をやりとりするためのインタフェースである。ユーザインターフェイス、ユーザインターフェースと書かれることもある。ユーザインタフェースは以下の手段を提供する。(1)入力 – ユーザがシステムを操作する手段、(2)出力 – ユーザが操作した結果システムが生成したものを提示する手段

最後に
WGとは
:作業部会を意味する、ワーキンググループ(Working Group) の略。

Categorised in: 未分類