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2013年9月26日

4756 モスクワ発:眼の見えない人に見てもらう芝居 (ビデオ)

眼の見えない人に見てもらう芝居がモスクワでは上演されているそうです。サッカーの試合と言うよりも野球のラジオ中継と言う比喩がぴったり来そうです。

ーー記事の引用ですーーー
モスクワ発:眼の見えない人に見てもらう芝居 (ビデオ)21.09.2013,

モスクワのとある劇場でかけられた「プーシキン」と題する芝居が多くの人の関心を呼んでいる。人生あり、愛あり、涙あり、喜びそして失望ありのこの舞台。感情にあふれる芝居を眼の見えない人にも味わってもらうためにはどう伝えたらいいのだろうか? この課題に取り組んでいるのは解説放送で場面描写を行うアナウンサーだ。

すでに多くの国で視覚障害者用の解説放送サービスが実施されている。これは眼の見えない人に舞台で進行している状況を理解するためにとても重要なサービスとなっている。視覚障害者たちは映画館や劇場にやってきて、眼の見える人たちと同じように演劇鑑賞をしている。ただし、唯一異なるのは視覚障害者たちには特製のマスクとイヤホンが入り口で配布されることだ。

解説放送アナウンサーは一種サッカーの試合の解説者に似ている。これはフィールドで展開されるゲームの全ての局面を解説する職業だが、劇場で芝居を解説するとなると、より包括的にたっぷりとした説明が要される。しかも映画の解説放送は一度録音してしまえば、その音声を繰り返し使用することができるが、劇場ではそうはいかない。毎回リアルタイムで解説をする必要がある。なぜならば俳優たちの動きやせりふは舞台にあがるごとに異なるからだ。ときにアドリブあり、間のおき方を変えるといったように演出は異なる。

解説放送アナウンサーはロシアにとっては全く新開地の職業で、ロシア全体に現在たった20人しか存在しない。そのうち5人が首都モスクワの「モスクワ・グベルンスキー劇場」で働いている。文頭でご紹介した芝居「プーシキン」はまさにそこでかけられている。解説放送アナウンサーの仕事は本当に手間のかかるものだ。「プーシキン」の芝居ひとつをとっても解説放送には数ヶ月の準備期間を要した。こまごまとした詳細まで全てを網羅するよう熟慮された。なぜなら芝居の形象は非常に正確に伝える必要があるからだ。たとえば、主人公が愛する女性を抱きしめるという動作ひとつとっても、解説放送アナウンサーは主人公がどのようにその動作を行ったのかを伝えねばならない。優しく抱いたのか、激しくかき抱いたのか、それとも支配的に抱きしめたのか。

「モスクワ・グベルンスキー劇場」では「プーシキン」という芝居はずいぶん前からかけられているが、視覚障害者用にかけ始めたのはつい先日のことだ。視覚障害者用の芝居開始にあたっては文化省の派遣する厳格な専門家らとジャーナリストらも、視覚障害者と同じように特製のマスクとイヤホンを着用し、解説放送アナウンサーの仕事を評価した。

「モスクワ・グベルンスキー劇場」では「プーシキン」以外の視覚障害者用の芝居が近日中にもスタートする。眼の見えない人たちも健常者と同じように劇場にきて、同じように見て、聞いて、舞台の上のほほえみに、涙に、動作のひとつひとつに注意を傾け、同じように演劇鑑賞を楽しむことができる。
ーーー引用終了ーーー

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