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2013年9月13日

4716 PETで認知症を診断するためのFDGとアミロイドとの標準プロトコールが発表されています

PETは現在では機能画像を代表する診断画像技術であり、臨床的にも広く用いられるようになっておりますが、その初期に於きましては、なかなか広まりを見ることが出来ませんでした。

日本の分子イメージング戦略会議では、その普遍的な普及を助ける目的で認知症PETに標準化の指針を作成したのだそうです。これを読んで見ますと患者さんの血糖値を安定させる算段や、脳に無用な刺激が加わらないようにする算段、そして放射性物質の投与量や投与法、スキャン方法から画像再構成法までも詳しく記されておりました。

PETの揺籃期に眼科を離れて、東北大学サイクロトロン・ラジオアイソトープセンター、フランスのオルセー市にある原子力委員会フレデリックジョリオ病院、そしてペンシルバニア大学脳血管研究センター、東京都老人医学総合研究所(現健康長寿医療センター)と世界のPETセンターを渡り歩いた日々を懐かしく思い出します。

手前味噌で誠に恐縮ですけれど、「明らかな視覚症状を伴うアルツハイマー病の臨床と能糖代謝の研究」という研究を実際に行ったのは1987-1988年。そしてこれが印刷されたのは1989年ですから、かれこれ25年も昔の事になります。すべてに挑戦する気持ちだけは今も変わらずのつもりなのですが、やはり馬齢を重ねたということなのでしょう。

Alzheimer’s disease with prominent visual symptoms. Clinical and metabolic evaluation. Kiyosawa M, Bosley TM, Chawluk J, Jamieson D, Schatz NJ, Savino PJ, Sergott RC, Reivich M, Alavi A. Ophthalmology. 1989 Jul;96(7):1077-85. 

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認知症PETに標準化の指針
「J-ADNI」を参考に、学会が標準法を示す

2013年9月9日 日本核医学会 カテゴリ: 精神科疾患・神経内科疾患・検査に関わる問題

 日本核医学会分子イメージング戦略会議は9月3日、認知症PET検査の標準化を推進する目的で、「認知症研究のための18F-FDGを用いた脳PET撮像の標準的プロトコール」と、「アミロイドイメージング剤を用いた脳PET撮像の標準的プロトコール」を策定し、ホームページで公開した。

 日本では2007年から、アミロイド蓄積から軽度認知障害(MCI)を経て、アルツハイマー病(AD)発症に至る自然経過を解明し、AD発症を予測する画像やバイオマーカーの開発を目指す多施設横断的観察研究「J-ADNI」が実施されている。当指針は、当研究で採用しているPET検査プロトコールに基づいて作成した。

 また、PET画像の画質や定量性を確保するため、「18F-FDGとアミロイドイメージング剤を用いた脳PET撮像のためのファントム試験手順書」も併せて策定。PETカメラごとに撮像条件を決めるためのファントム試験法を示している。

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認知症のためのFDGとアミロイド標準プロトコール

分子イメージング戦略会議では、「認知症研究のための18F-FDGを用いた脳PET撮像の標準的プロトコール」と、「アミロイドイメージング剤を用いた脳PET撮像の標準的プロトコール」を策定した。

これらは、J-ADNIプロジェクト(J-ADNI1, J-ADNI2)のPET検査プロトコールに基づいて作成されたものですが、J-ADNIのPET検査プロトコールがわが国でJ-ADNI以外でも採用されつつあり、海外でも使われていることを受けて、認知症PET検査の標準化を推進するために学会としての標準プロトコールを定めたもの。

また、PET画像の画質や定量性を確保するために、「18F-FDG とアミロイドイメージング剤を用いた脳PET撮像のためのファントム試験手順書」を策定した。これは、PET画像の物理学的性質はPETカメラの機種に依存するため、カメラごとに撮像条件を決めるためのファントム試験法を示したもの。

2013年8月26日

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