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2013年9月8日

4701 清州会議(三谷幸喜著)を読んでいます。

dt42_7間もなく公開の始まる映画「清州会議」の小説本を買ってきて読み始めました。その冒頭は本能寺で炎に包まれて死のうとする織田信長の独白です。光秀の眼を難じています。
今日の目の話題はそこから。なるほどと思わせるものがあります。

三谷幸喜著、清州会議、幻冬舎文庫 平成25年7月25日初版発行、671円
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あいつ(明智光秀)は俺に代わって天下を取ろうなんて、そんな、大それたことを考える奴じゃないってことだ。それが藤吉郎との違いだね。

光秀が謀反を起こした理由、俺にはなんとなくわかるんだ。 
俺、光秀を追い詰めすぎたのかもしれない。

まあ俺もこういう性格だから、カッとなったら、自分を抑えられなくなるだろ。そんな時光秀の面が目に入ったら、ついつい、いじめたくなるんだよ。あいつそういう顔をしているんだ。光秀って男、学もあるし、剣の腕も立つ。戦をやらせたってそこそこ上手だ。なのに、育ちのせいか、妙なコンプレックスを持っていて、どこか卑屈なんだよ。はっきり聞いたことはないが、あいつ、若い時分、ずいぶん苦労したみたいだからな。それが表情に出るんだな。
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そしてあの目、あの切れ長の一重まぶたでこっちを見られると、なんだか無性に腹が立ってくる。なんであんなに腹立たしい目をしているのか。一度、じっくり観察したことがあるんだよ。それで分かったんだ。あいつ、白目の割合が人よりちょっと多いんだよ。黒目が上の方にあるから、上目遣いの時なんか、人を小ばかにしたような表情になるんだ。卑屈なくせに、目つきだけいやらしいって、最悪だろ。いかん、思い出しただけで腹が立ってきた。
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