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2013年8月15日

4652 献血で「シャーガス病」陽性 国内初、輸血患者を調査:

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献血で「シャーガス病」陽性 国内初、輸血患者を調査:という記事が出ています。

そこでこのChagas’ diseaseとは?そしてこの病気には眼の症状がないのかを調べてみました。シャーガス病は、原虫 Trypanosoma cruzi の感染を原因とする人獣共通感染症で、アメリカトリパノソーマ病とも呼ばれています。Trypanosoma cruzi はユーグレノゾアキネトプラスト類に属する鞭毛虫で、哺乳類に広く感染する。初感染時に原虫の侵入した眼の周囲に炎症を示すことがあるようです。
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(英語名:Chagas’ disease)
今回の話題は輸血によって感染するいうことですが、その眼症状についても調査してみました。

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この疾患は主に中南米において広く蔓延している寄生虫疾患で、貧困層家屋の土壁に多く生息するサシガメが媒介しています。サシガメは吸血すると糞をしますが、その中にトリパノソーマという寄生虫が生息し.刺口部の痒さから手でこすることにより寄生虫は傷口や眼より感染するということです。心臓の筋肉に寄生虫が入り込むと心機能が低下し、消化官に侵入した場合はが、腸 や食道が袋状に巨大化し機能障害を起こすそうです。病状が進行した場合の効果的治療法は未だ確立されておらず、感染予防と家屋内の殺虫剤散布によるサシガメの駆除、初期診断治療を徹底することが重要な戦略となっています。
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1990年代には中南米全体では約1,000万人が感染し、毎年約20万人が新たに感染していました。現在では制圧の一歩手前の最終段階まできている:とのことです。

(参考URL:PAHOホームページ http://www.paho.org/english/hcp/hct/dch/chagas.htm .)

また、日本への中南米からの出稼ぎ者の中に、シャーガス病陽性患者が見つかっています。輸血で感染することもあり、陽性の人は献血しないよう厚生労働省では呼びかけているとのことです。

症状はヒトでは リンパ節、肝臓、脾臓の腫脹、筋肉痛、心筋炎、心肥大、脳脊髄炎、心臓障害を示します。ロマーニャ徴候、ジャゴーマ。

診断には血清学的診断法として、間接血球凝集反応、間接蛍光抗体法、酵素抗体法などがあります。通常、血清診断で本病が疑われた場合は上記の原虫検出による確定診断を行います。

治療はニフルチモックスとベンズニダゾールのみが現在治療薬として用いられているが、感染直後しか効果がなく、副作用が大きいそうです。慢性患者に対しては専ら対症療法を行います。

ーーー報道記事引用ーーーーー
2013.8.14 21:28
 厚生労働省と日赤は14日、中南米生まれの40代の男性が献血した血液の検査で、中南米の感染症「シャーガス病」の抗体陽性を国内で初めて確認したと発表した。この血液は、血液製剤メーカーや医療機関への出荷を差し止めた。

 ただ、男性は平成18年ごろから、シャーガス病対策が始まった昨年10月までの間に少なくとも9回献血していたことが判明。これらの血液を基にした血液製剤11本が8医療機関で10人程度の患者に投与された可能性があり、厚労省と日赤は投与された人の特定や感染の有無を調査している。

 シャーガス病は、原虫が血液中に入り込んで心疾患などを引き起こす病気。
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2015,4,21 ご指摘を受け一部記載を修正いたしました。幸い、話の大要に誤謬はなかったようです。清澤

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