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2013年8月8日

4630 イケメン無罪が生む「男は見た目」市場の活況

日経のビジネスリーダーにイケメン無罪が生む「男は見た目」市場の活況 (編集委員 石鍋仁美)という記事がでています、 長大な記事ですから20行程度に短縮して紹介します。  (⇒原文へ)

容姿の差が、医療機関職員など容姿と無関係とされてきた仕事でも生産性の差を生んでいるとしたら、容姿の差を賃金や就職に反映させることは合理性を持つことになる。と言うのは現代における大きな認識の変化かもしれません。

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パロディーサイト「アンサイクロペディア」は、「イケメン無罪」の類語に「ただしイケメンに限る」を挙げる。以下の女性のせりふに、カッコ入りで、つまり心の中のただし書きとして「ただしイケメンに限る」と加えてみてほしい。

 「泣いてる男って繊細そうでかわいい(ただし…)」

 「楽器出来る人ってかっこいいね(ただし…)」

 「周りに流されず自分の意見を言える人ってかっこいい(ただし…)」

 「男はちょっと変態なくらいがちょうどいいんだよ(ただし…)」

容姿の差が、俳優などだけでなく、弁護士など一般に容姿と無関係とされてきた仕事でも生産性の差を生んでいるとしたら、容姿の差を賃金や就職に反映させることは合理性を持つことになる。米国の学者の中には「美男美女税」や「不器量補助金」を設けるのが経済的に正しい政策だと説く向きもあるそうだ。

■イケメン無罪は現実の追認

 自分の外見を気にしすぎ、心のバランスを崩す「醜形恐怖症(身体醜形障害)」の広がりも指摘されている。理念は理念として、容姿の差が経済的、社会的な格差を日々、現実に生んでいるとしたら……。

 例えば中学校や高校の新たな身分格差「スクールカースト」では、容姿や「モテるか非モテか」が決定的な意味を持つ。生徒たち自身が、見た目や性的魅力度で、階層をつくり、すみ分けているのだ。

 男性が女性をまねて「見た目」磨きに精を出すのも、こうした学校、ビジネス、政治の酷薄な現実を前にした自然な流れかもしれない。この流れが、男性向け「見た目」市場の活況を生んでいる。

 男性も見た目の良さがモノを言う。イケメンなら買う。許す。財布を開く。取引する。そんな「イケメン無罪」現象には3つの背景がある。

 第1は男女の対等化だ。かつての女性解放運動の中には、化粧や服などの「らしさ」志向を捨てよう、過度なストレスから解放されようという思想があった。運動は全体として女性の立場を強くするのにつながったが、「飾る」ことに関しては、男性の「女性化」が進む形で平等が達成されようとしている。

 女性が独力で経済的に成功するのが難しかったころは、「条件」のいい結婚のため見た目を磨いた。今は自らの成功のため見た目を磨く。意識するのは、成功した男性と、女性の同輩・後輩の両方だ。

 第2が労働力の流動化だ。男性ホワイトカラーも職場を移るのが普通になってきた。「初対面」の取引先に、第一印象で気に入ってもらわなければならない場面が増えた。プレゼンテーションもしかり。見た目の重要性は増す。

 第3が労働のサービス化だ。見た目にこだわらず黙々と働く生産現場のような職場が減り、接客を伴う職場が増える。髪形など身だしなみや笑顔が成果や評価を左右する。

 男性が女性をまねて「見た目」磨きに精を出すのも、こうした学校、ビジネス、政治の酷薄な現実を前にした自然な流れかもしれない。そんな日も近そうだ。
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