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2013年8月1日

4608 ものづくりの発想転換:と言う記事

ものづくりの発想転換~『もの』と『つくり』を分けて考えよう 2013/08/01 と言う記事が出ています。「どうつくるか」より「何をつくるか」が重要。製品に付加価値をつけるのは、生産性や品質ではなく、そうした斬新な製品コンセプトやソフトウエア、デザインの部分だと吉川氏は言います。サービスもソフトも、人の活動によって生み出される全てが「ものづくり」であって、1次、2次、3次産業と分けること自体、古い考え方なのではないか。そして、消費者のニーズを満たすという視点から、例えば外出できない高齢者にコンビニやスーパーが品物を届けるといった、ハードとサービスを一体で提供する「ソリューション」の発想が、今後ますます重要になっていくと言っています。

ーーー此処ではその記事の概要をなぞってみます。ーーー

東京大学大学院経済学研究科  ものづくり経営研究センター特任研究員 吉川良三 氏

× 技術はすごいのになぜ勝てないのか?
         ↓
○ 「どうつくるか」より「何をつくるか」が重要

 日本のメーカーの人たちと話していると、「技術はいいのになぜ勝てないのか」という嘆き節をよく耳にする。日本企業の苦境の背景に、こうした「ものづくり」をめぐる誤解があると感じる。

 「ものづくり」という場合、「もの」を構造物(製品)ととらえてしまうところに、誤解の元がある。「もの」は本来、形あるものではなく、思いや考え方、アイデアを指すと解釈することができる。一方、「つくり」は製造業でいう「生産活動」に当たる。「もの」は頭の世界、「つくり」は手足を動かす世界、と言い換えてもいい。

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 製品に付加価値をつけるのは、生産性や品質ではなく、そうした斬新な製品コンセプトやソフトウエア、デザインの部分だ。

 サービスもソフトも、人の活動によって生み出される全てが「ものづくり」であって、1次、2次、3次産業と分けること自体、古い考え方なのではないか。そして、消費者のニーズを満たすという視点から、例えば外出できない高齢者にコンビニやスーパーが品物を届けるといった、ハードとサービスを一体で提供する「ソリューション」の発想が、今後ますます重要になっていくと筆者はみている。

1990年代までの日本のものづくりの強みは、既に欧米に出回っているのと同じような製品を、欧米よりも高品質かつ安価につくれることだった。日本企業は生産技術に磨きをかけることで、高機能高付加価値の製品を輸出し、成熟した先進国市場もそれを受け入れた。このため、日本のものづくりは「つくり」に没頭し、いつの間にか消費者不在になり、何をつくるべきかという「もの」を考える発想自体が希薄になってしまった。

 しかし、今日のグローバル市場においては、「もの」について考えることが、これまで以上に重要になってきている。

「どうつくるか」より「何をつくるか」が重要

 生産者がどういうこだわりでつくるかではなく、最終的に消費者が満足するどうか――「消費者がワクワクするようなものがつくれるか」「機能や価格など、現地の消費者の要求に合ったものがつくれるか」がビジネスにおいては全てなのだ。そしてそれは、必ずしも新しい技術がなくても生み出せる。

 
 グローバル競争に勝つためには、日本企業はいたずらに「つくり」に尽力するのではなく、もっと「もの」に目を向け、シフトしていかなければならない。グローバル化、デジタル化が進んだ現在のものづくりにあっては、「どのようにつくるか」ではなく、「どのような”もの”をつくるか」で勝負は決まるからだ。
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清澤のコメント;著者は大量生産で生産性を上げるとか、技術の組み合わせで性能の良いものを作るのにはもう大した意味はなくて、革新的な発想を生かした製品を思いつくことが大切と言って居ます。夜間掃除機のルンバとか、ダイソンの掃除機と言うのが人気を集めるのは、その性能の良さではなくて、夜中に黙々と掃除をするルンバの面白さであり、また空気の渦が外から見える面白さだったりするのでしょう。

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