お問い合わせ

03-5677-3930初診受付

ブログ

2013年7月31日

4607 高山病(altitude sickness)の眼症状:富士山に関連した旬の更新ネタとして

nejmicm0909506_f1
高山病に伴う網膜出血の写真が、ニューイングランドジャーナルに出ています。

(Retinal Hemorrhages Associated with High Altitude. Sankaranarayana P. Mahesh, M.D., and Jeevan R. Mathura, Jr., M.D. N Engl J Med 2010; 362:1521)

50歳の男性が6000メートルの高度のあるアンデスの山歩きを2週間した後で、右眼視力低下を主訴の受信したそうです。2週間の間、患者はアセタゾラミドの内服で高山病を予防しており、登山中に高山病の症状はなかったそうです。対光反応の異常も、色覚の異常もなく、視力は右眼0,4、左眼1,0.眼底鏡では右黄斑部出血と左眼にも周辺部出血。うっ血乳頭はなし。能と肺にも異常は無かった。高山網膜症と呼ばれる網膜出血は4900 m以上の山に登る登山者にはまれではなく、より重症な高山病の症状である脳浮腫や肺水腫に先行する。保存的治療で、初診2月後に右視力は0,8に回復し、出血も吸収された。
nejmicm0909506_f1

ーーーーー

be0f2384
富士山が世界遺産に登録されたので、富士山の話題がネットでも飛び交っています。ネットには富士山の山頂付近で飼い主からはぐれてしまって捨て犬状態で痩せ衰えていた犬が救助されたと言う話題も出ています。また山頂の美観を保つために一人当たり1000円を徴収することになるというニュースも流れています。さらには、長野県の上高地で行われているように、自家用車が一定以上の範囲に入るのを夏の期間は規制する方針であり、山梨県にも同様の対応を求める意向であるということも伝えられています。

さて、今日はあるメーリングリストが旬の更新ネタとして高山病を教えてくれんました。そこで、その記事をそのまま採録し他だけではつまらないので、眼に現れる高山病の症状と対策を調べてみたと言う訳です。

(なお高山病の英訳はHigh mountain diseaseではなくaltitude sicknessです。)

ーーー【 MyClinic(マイクリニック)通信 】- 2013/7/31号からーー
高山病
先月22日に富士山が世界文化遺産登録され、初めて富士登山を志す人も多いようです。しかし、登山道が整備された富士山と言えども日本一の標高を誇る山である為、登頂を断念せざるを得ない状況に見舞われる人も。その代表的なケースと言えば「高山病」です。

高山病は血中の酸素濃度が下がり発症する症状であり、寝不足や体調不良では悪化しやすいと言われております。主な症状は疲労感や脱力感となりますが、脳浮腫や肺水腫などの死に至る病気を併発することもあり、極めて注意が必要です。

予防策はゆっくりと登山をすることであり、高度順応が求められます。また新陳代謝の低下は発症しやすい状態に陥る為、こまめな水分補給が必要です。もしも高山病の兆候が見られた場合は無理して登山を続けず、高度を下げるようにしましょう。仲間全員で山頂で喜びをわかち合う為にも最もペースが遅い人に合わせて休憩をとりましょう。
ーーー引用終了ーーー

Categorised in: 未分類