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2013年7月16日

4568 ブラックマネー詐欺にご用心

4568 ブラックマネー詐欺にご用心
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「ブラックマネー詐欺でグアテマラ国籍の男逮捕 愛知県警」と言う記事が 2013/7/15の日経に出ています。黒い色紙をお札だと思わせるというトリックが目と視覚にも関連が有るので此処に採録します。
 まずこの記事を此処に引用しますが、果たしてどんな詐欺なのか新聞記者にも理解できてはいないのではないかと疑われますのでその解説も付けておきます。

清澤のコメント:
調べてみたら、この犯罪にはいくつかのトリックが使われていることがわかりました。
政治的な裏資金の存在を信じさせるトリック。黒い紙の詰まった大きなトランク、そして、その内の任意の一枚の黒い紙を100ドル札に戻して見せる手品のテクニック。これには小学校で習う沃素澱粉反応を用いるものだったのだそうです。そして、被害者に自分も犯罪に加担したと誤解させ告発出来なくさせるという嘘も重要な要素でした。
こんな詐欺事件は国内でも犯人を換えながら、年に数件ずつ起きています。しかし、落着いて考えてみれば、トランクいっぱいに目的のない黒い紙が詰まっていたら、今なら税関職員でもブラックマネー詐欺を考えるでしょう。

下の翻訳は、私がかなり端折ってますから、そのおつもりでお読みください。

ーーニュース記事再録ーーーー
 黒い紙片に薬品をかけ一万円札に変わる様子を見せ、もうけ話を持ちかける「ブラックマネー詐欺」で、名古屋市の男性(47)が金をだまし取られた事件にからみ、愛知県警は14日までに、グアテマラ国籍の自称会社員、ガルシア・ダビッド容疑者(32)を詐欺容疑で逮捕、送検した。

 県警によると「金はだまし取っていない」と容疑を否認している。

 同事件を巡っては、日本人とフランス人の男が同容疑で逮捕、送検されている。県警によると、ダビッド容疑者はアフリカの政府高官を名乗り、紙片を復元させる実演を担当していたという。

 逮捕・送検容疑は今年6月、名古屋市のホテルで会社役員の男性に「黒い紙にした20億円がある。元に戻すため必要な大量の一万円札を集めるのを手伝ってほしい」などと言って、現金74万円をだまし取った疑い。

ーーーーーー
こんな時に役に立つのが日本語のwikipedia。しかしそれも役に立たない時に使えるのが英文のwikipediaです。英語のwikipediaをもとにこのブラックマネー詐欺を解説してみなしょう。
  -事件の解説ー
時には「ウォッシュウォッシュ詐欺」としても知られている「ブラックマネー詐欺」は、詐欺師がトランクに詰まった紙幣サイズの紙の山が本当の紙幣であると錯覚させ、被害者から金を詐取しようとする詐欺です。詐欺師は黒い紙の山を税関による発見を回避する目的で黒く染めた紙幣であると錯覚させます。犠牲者は、彼が収入を共有するという約束で「紙幣」を洗浄する化学薬品購入費などを支払うように説得されます。

このブラックマネー詐欺は、事前手数料詐欺として知られているものの一形です

1、最初の接触は、

一般的に詐欺師は、相当数の応答を期待して、既知またはランダムな電子メールアドレスに何千もの電子メールを送り出します。 時には、詐欺師が直接被害者に近づきます。

2、詐欺の開始
架空の資金には納税の義務があるとの説明がなされ、それを払うと資金が消滅すると言う話が被害者から資金を詐取するための言い訳として使用されます。

3、染色された紙幣の洗浄のために購入する特殊な薬剤に支払うために資金が必要

詐欺師は被害者を「紙幣を洗浄してきれいな紙幣にするために化学薬品を購入する必要がある」として「この化学洗浄液は “非常に高価”である」と説かれます。 詐欺師はそれがどこにも見つけることができないような、珍しい名前を持つ洗浄液の売り手であると称する偽のウェブサイトをセットアップします。 これは物語に信憑性を追加するためです。、

4、ブラックマネーのトランク

犠牲者は、トランク一杯の「黒い紙」が現金にかわると説得されます。

5、被害者は「お金」を見に行く

被害者が疑問を持ち、またはそれ以上の金を支払うことにためらいを見せたときに、トランクの中身を検査するための招待をうけます。 トランクは染めた紙を明らかにするために開かれます。 被害者は、化学物質で黒く染められた「紙幣」がきれいにすることができると知らされます。

6、黒い”お金”の少量のサンプルを洗濯して見せる

その後、詐欺師は、「洗浄液の小瓶」を以ってあらわれ、ランダムに任意の染色された紙幣(黒い紙)を選択することが求められます。こうして黒い一枚の紙片を選ばせてから、詐欺師は化学薬品で紙幣を洗浄するという手品を見せます。洗浄すると言いながら、黒い髪を本当の紙幣に置き換えて見せます。詐欺師は、 誤っ多ふりをして”床の上に残りの駅の入ったボトルを落として見せることもあります。

7、遅延に次ぐ遅延、より多くの費用を請求、そいてお金がない

詐欺師は、被害者だけではなく、自分もお金を手にすることがができない理由としての言い訳を見つけていきます。被害者はさらに別の料金の支払いを伴うような「最後で、絶対に最後になる段階」を約束されます。 詐欺師は、被害者がそれ以上の金を払えない事を確認するまで犠牲者から金を搾り取ることを続けます。それは被害者がだまされていることを自覚し、警察に事実を伝えるまで続きます。被害者は友人や銀行から借金をして支払いを続けます。言うまでもなく、詐欺師自身の、そして被害者のお金は、警察が関与した時点ではすでになくなっています。

8、犯罪の報告

このような詐欺は、いくつかの理由のために被害者からの告発がなされません。 第一に、被害者はとても馬鹿であったとひどく恥ずかしく感じるかもしれません。 第二に、詐欺の多くでは、被害者も故意に犯罪の収益を受け取ることに同意していて、被害者がそれに参加する事は、被害者が警察に告発をするということは、麻薬資金、脱税マネーあるいは盗まれた金があることを承知していたことになります。

 詐欺師は、文書を改ざんして、被害者が自分自身を有罪であるかの様に誤認させますから、被害者は表に出ることに消極的です。彼は「犯罪のスキームだと思った何かに参加していたこと」を認めることが自身の税務申告上に不利だと思わされています。

9、使用された化学物質は?

詐欺を犯し逮捕されたガーナ出身の犯人がABCニュースチーフ調査特派員にこの詐欺のトリックを話しています。

本物の百ドル札に澱粉接着剤が付けられいています。これをヨードチンキ溶液に漬けて乾燥させると、この紙幣は外観が黒い画用紙のようにみえます。「紙幣が詰まったトランク」の中身は本物の黒い画用紙です。被害者が洗うためにそのうちの 「一枚」”を選んだ時に、それは手品の要領でヨウ素コーティング紙幣に差し替えられます。「魔法の洗浄液」は、実際には粉砕されたビタミンCの錠剤を水に溶解した物か、別の逮捕劇では、通常のラズベリージュースでした。
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清澤のコメント:
調べてみたら、このようにこの犯罪にはいくつかのトリックが使われていることがわかりました。
政治的な裏資金の存在を信じさせるトリック。黒い紙の詰まった大きなトランク。トランプ手品で相手が選んだカードが必ずわかるというのがありますが、それと同等の手品も登場しているのですね。そして、黒い紙幣を100ドル札に戻して見せるテクニックは小学校で習う沃素澱粉反応だったのだそうです。そして、被害者に自分も犯罪に加担したと誤解させる嘘も重要な要素でした。
上の翻訳は、私がかなり端折ってますから、そのおつもりでお読みください。

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